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07.8.6 up
日本の夏と、ブラン・ド・ブラン
ライトシュワリスタも楽しめる 日本の夏と、ブラン・ド・ブラン 休日、私の部屋。仲間と一緒に夏を涼やかに

シャンパーニュ好きの人たちの間での定説。「夏には良く冷えたブラン・ド・ブランを」。「本当にそうなの?」とライトシュワリスタの友人たちが集まって、ブラン・ド・ブラン飲み比べ。さて、楽しい夏の休日になったのでしょうか?

text: 岩瀬大二 photo: 片山よしお
撮影協力: (株)モトックス / リードオフジャパン(株)

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白ワインでも使われるブドウ、シャルドネ種だけのシャンパーニュがブラン・ド・ブラン。直訳すれば「白中の白」。その特徴は、繊細、軽やか、そしてスッキリ。シャンパーニュ・ビギナーやあまり種類を飲んでいない人(つまりライトシュワリスタ)にも、シャンパーニュの深く広い世界を知っていただくためのステップとしてぜひ試していただきたいカテゴリーです。

特にこの時期、暑い日本の夏、仕事帰りの一杯目や休日のリラックスタイムには、爽やかで軽快な飲み口がピッタリはまる。今回は、休日にシャンパーニュを楽しんでいるライトシュワリスタのお部屋にお邪魔して、楽しんでいる様子をのぞいてみました。

ブラン・ド・ブランとは? 〜ライトシュワリスタのために、もう少し解説〜

ブラン・ド・ブラン(Blanc de Blancs)は、シャンパーニュを構成する3つのブドウ品種、シャルドネ(CH)、ピノ・ノワール(PN)、ピノ・ムニエ(PM)のうち、唯一の白ブドウ品種であるシャルドネのみを使って造られたシャンパーニュ。シャルドネは白ワインでも代表的なブドウ品種で、比較的ドライで、しかし果実実の凝縮したワインとなるのが一般的。シャンパーニュとしての特徴は、やさしくふくよかな香り、繊細で軽やかな飲み口。その爽やかさから早飲み(リリースされてすぐのもの)も楽しさがありますが、熟成していくことで素晴らしい繊細さと複雑さのハーモニーを見せてくれるヴィンテージ・ブラン・ド・ブランもあります。サロン(SALON)はその代表格。その他、有名メゾンでも評価の高いブラン・ド・ブラン多数。またシャルドネ種の良さがダイレクトに伝わるので、テロワール(土壌・畑)の個性を感じやすく、単一畑のシャルドネを用いるRMのブラン・ド・ブランも面白いものがあります。シャンパーニュ地方の中で代表的なシャルドネの産地はクラマン、アヴィズ、オジェほか。

Scene 01 ビールだけが夏の選択肢じゃ、つまらない 上品なシュワシュワもいいでしょ
Aさん:今日は暑かったね〜。溶けるかと思った。
Bさん: こんなときはビールっていうのが定番なんだけど…今日はシャンパーニュにしました〜。
Aさん: ちょっと前はオシャレな夜のスタート〜とか、クリスマスとか…
Bさん: 結婚披露宴とかね。
Aさん: まだ縁はなさそうだけど(笑)。でも夏の日にシャンパーニュなんて、結構私たち通っぽくない? シュワシュワとした喉ごしはビールより優しいし、なんといっても風味がいいよね。
Cくん: それに、ほら、テーブルもオシャレでしょ。季節初めの桃とか…。焼鳥、枝豆って好きだけど(*1)たまにはいいんじゃない、こういう夏のお酒も。
Aさん: そうよね。それからシャンパーニュの中でもブラン・ド・ブランというのが夏の午後にピッタリって聞いて…今日はこうしてブラン・ド・ブランを用意したわけだ。
Bさん: 白中の白っていうのもなんだか爽やかな感じよね。
Cくん: 早速、飲みたいね。(シャンパーニュクーラーに手をつっこんで)おー、結構キンキンに冷えてるねえ。(*2)こりゃスッキリしていてよさそうだ。じゃ、グラス出して。
ライトシュワリスタガイド
*1 実は焼鳥や枝豆とも相性バッチリのシャンパーニュもあります。なんこつ塩+ブラン・ド・ブランドなんていう荒業も結構面白いですよ。
*2 シャンパーニュは冷やしすぎると風味や香りが出てこないので、ヴィンテージなどはあまりキンキンにしないほうが良いけれど、夏にワイワイやるのならば多少キンキンでも雰囲気。20分はクーラーに入れておきたいところ。最後のほうは少し温度を上げて飲むと、違いが楽しめますよ。
Next Scene 2 「ブラン・ド・ブラン2種類飲み比べ お気に入りはどちら?」
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