シャンパーニュ | 特集「シャンパーニュ現地レポート聖地を巡る～プロローグ～この地から伝えたいこと。」

08.5.13 up

シャンパーニュって何だろう? TOKYOを華やかにしてくれるお酒。正解。2人の夜を艶やかにしてくれる魔法。正解。ふさぎこみそうな心に元気をくれる友人。それも正解。でも、なにか、パズルのピースが足りない。その答えを探しに、私たちは聖地を訪ねました。

text: 岩瀬大二　photo: NORICO
取材協力: シャンパーニュ地方ワイン生産同業委員会（C.I.V.C.）日本事務局

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06年11月8日のサイト立ち上げ以来、特集取材、sHレポートなどを通じて、シュワリスタ・ラウンジはメゾンの要人たちともお話できる機会に恵まれました。そこで感じることは、シャンパーニュ・メーカーとしての誇り、そしてシャンパーニュ地方のテロワールへの愛。しかし、シャンパーニュの知識を勉強する中で、理屈ではわかっていながらも、その源泉について、理解しきれていないと感じることもありました。

我々シュワリスタ・ラウンジにかかわるスタッフたちは、ワイン・ジャーナリストではありません。ソムリエのような専門家でもありません。今までもシャンパーニュ地方についての素晴らしいレポート、書籍などは数多くあります。これらと同じことは我々にはできないかもしれません。

しかし、シャンパーニュを楽しみ、愛し、その世界を多くの人に広げていきたいという想いは彼ら専門家と変わらないと自負しています。我々ならではの視点で、そして表現で、皆様にお伝えできることがあるのではないか。

上 : パイパー・エドシックにて。
下 : アイの鉄道駅からアイ村へ。

上 : C.I.V.C.にて。
中 : ルイ・ロデレールにて。
下 : ローズ・ド・ジャンヌにて。

08年2月21日、私たちシュワリスタ・メンバーは、シャンパーニュ地方に向かいました。

彼らの誇りと愛に触れ、同じ空気の中でシャンパーニュを感じること。メゾンで、カーヴで、ぶどう畑で、それだけではなく、グラン・クリュ畑に抱かれたプチホテルで、ローカル線で、そしてランスの夜で、その全てに、私たちが追い求めていた答えへのヒントがありました。

1回の特集では伝えきれないこの「宝物」を、連載でお届けします。シャンパーニュで感じたこと、伝えなければならないことについて、様々な角度から、様々なテーマからお届けします。また、全てのシュワリスタ・ラウンジ記事の根底に現地レポートで得たもの、触れたものが流れていきます。