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秋はじっくりアート&カルチャーコンテンツに向き合える季節。シュワリスタならそのお供にはやっぱりシャンパーニュを。シュワリスタ・ラウンジ執筆陣&スタッフはこんな愉しみ方、しています。 text: 岩瀬大二 photo: 内田翔 |
マリアージュと言えば料理とシャンパーニュの幸せな関係を言い表す言葉ですが、シュワリスタ的解釈は、 |
QUEENの『Killer Queen』。歌詞に登場するモエ・エ・シャンドンが果たしてどんなものなのかてんでわからなかった小学5年生の夏。で、シャンパーニュを飲みながらロックを聴いている43歳の晩夏。骨太だけどいつまでも新鮮さを失わない、そんなシャンパーニュを味わいながらのUK ROCKは馬鹿マリアージュ? いやいや僕にとっては最高のマリアージュ。 |
シチュエーションは原稿を書き終えて解放された一人の夜。部屋の明かりを落としてオープニングの『All Day And All Of The Night』のリフと96の力強いアタックで昂ぶる。3杯目あたりでかかる枯れと甘さのスロウナンバー『Don't Forget To Dance』と96の骨太なくせにかろやかな甘みとともに体と心を弛緩させ、『Sunny Afternoon』『Dedicated Follower Of Fashion』で観客と一緒にサビを口ずさめば自然と笑顔の自分に戻れる。どちらも96年産だけど、2008年の今こそいい味が出ているのも共通点かな。 |
岩瀬大二 |
女好きだけど泡はガシッと男っぽいものを愛飲。 |
日本でも大ヒットした周防正行監督映画『Shall we ダンス?』のハリウッド版リメイク。ひとりの中年弁護士(リチャード・ギア)が、日々繰り返される単調な生活の中で偶然出逢った社交ダンスを通じて人生の意味を発見し取り戻していく物語。この作品のハイライトともいえる社交ダンス競技会を“テタンジェ”がスポンサードしています。 |
その名も『The Chicago Taittinger Trophy - Open Ballroom Competition(シカゴ・テタンジェ競技会)』。出場者たちが集う控室には、グレース・ケリーのイラストでお馴染み“ L'Instant Taittinger(テタンジェ、その瞬間)”のポスターが。人生のきらめきを取り戻すストーリーにふさわしい素敵な演出に心も躍ります。 |
藤田礼子 |
“ウンチクよりスタイル”重視の快楽主義系シュワリスタ。本職は広告代理店取締役 / エグゼクティヴ・プロデューサー。 |
秋の夜長は『映シャン』。つまり、映画とシャンパーニュの組み合わせ。 |
あわせる映画の個人的セレクトは、バイクで世界最速記録を目指す『世界最速のインディアン』、男同士の友情と愛情を描いた『ブロークバック・マウンテン』、仕事人間が人生を見つめなおす『SWEET NOVEMBER』、ワインをきっかけに人生が変わる『プロヴァンスの贈りもの』とか、お勧めです! |
ナヲユキ |
自称「日本一のミュズレ・コレクター」。 |