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POMMERY SPECIAL ISSUE 02 Road to Final Stage いよいよコンテストの幕開け 試される知識と技術 第一次選考会 速報レポート

08.11.14 up

11月4日(火)、ついに「キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエ コンテスト」が幕を開けた。日本中から、その知識、テイスティング、そしてサービス精神に磨きをかけた、志し高きソムリエたちが集結。最終決戦、そして頂点への登竜門、その緊迫の舞台を独占レポートします。

text: 藤原光昭 photo: NORICO
取材協力: メルシャン株式会社 / ポメリー社

シュワリスタ・ラウンジ 単独取材! 第一次選考会 速報レポート

83名のソムリエたちが集う緊迫の舞台 磨き上げたテイスティングと知識を今試す

11月4日(火)、晴天。日本最難関の1つ、「キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエ コンテスト」第一次選考会が、ここ代々木(東京会場)で静かに幕を開けた。12時をまわり、ぞくぞくと出場者が集まりはじめると、自然と会場は研ぎすまされたプロフェッショナルな者たちの緊迫した空気へと変わった。

13時5分。テイスティング試験からスタート。出場者たちの目の前に置かれた5つのグラスの赤や白が上下左右に揺れる。葡萄の芳醇な香りが会場を包む。ある者は瞳を閉じ、ある者は宙を見つめる。彼らの舌の上を流れていった幾千もの葡萄の恵みを探り当て、凝視し、ふるいにかける。目には見えない、しかし確実に芳醇、豊穣を自分に受け取る。それが一般では知りえないプロフェッショナルの世界。

試験終了とともに、ほっと抜ける肩の力 懇親会を経て、ついに15名の通過者が決定

本コンテストは筆記試験が難しいときく。ワインのみならず、お酒全般に関わる知識や独自の表現技術が求められる。出場者たちの真剣な表情は、そばで見ている者をも圧倒させるオーラを感じる。無言のときは刻々とすぎてゆく。そして、タイムアップ。一同、肩の力が抜ける。

採点の間の懇親会では、打って変わってリラックスモード。ポメリー社が用意した数銘柄のシャンパーニュを飲みながら、しばし休息の時間。1時間ばかり経つと、審査員が会場へ。ついに運命のとき。11月25日の準決勝、そして決勝へと進む、実力ある15名が発表される。審査員代表の田崎氏が紙を読み上げる。沈黙の瞬間。そして…。

第7回「キュヴェ・ルイーズ・ポメリー ソムリエ コンテスト」第一次選考会 概要

開催日時:2008年 11月4日(火)13:00〜16:00
開催場所:TKP代々木ビジネスセンター 1F会議室(東京会場)
出場人数:49名(東京会場) / 23名(大阪会場)
試験内容:テイスティング(5種類) / 筆記試験

準決勝へと進む16名(同点者1名を含む)が、ついに決定! ※東京会場より13名 大阪会場より3名

一次通過者のコメント

今回、一次通過者16名の方のうち、9名の方にご協力をいただき、コメントを頂きました!

山村 篤志 ザ・プリンスタワー東京

まだまだ勉強がたりないですが、最終選考会はみなさんの足をひっぱらないように頑張りたいです。

山本 祥平 ベージュ・アラン・デュカス東京

出るからには、最後まであきらめずに、結果を出すために頑張りたい。

柴垣 武 株式会社ニューオータニ(トゥールダルジャン)

一次審査では自分の未熟さを痛感しました。やれることは全てやって決戦に臨みたいです!

吉原 隆行 レストラン花の木

非常に難しい問題だったが、無事に通過できてよかった。福岡から来たかいがありました。皆さんの胸を借りるつもりで、頑張ります。

佐藤 隆正 株式会社帝国ホテル

今年で40才になるので、その前に通過できて良かった。実は最終選考会直前までイタリアなのですが、とにかく頑張りたい。

伊藤 靖彦 株式会社帝国ホテル

筆記試験は日本に関する問題もあり、難しかった。最終決戦に出れない人の分まで、頑張りたいです。

船戸 加代子 (株)サンティール

筆記に関しては基本問題が中心だったので、勉強してきた成果が出た。何回も出ているので、今回は優勝できるよう頑張りたい。

森上 久生 RESTAURANT SANT PAU

基本をおさえていないと難しい問題でした。今年は精一杯ベストを尽くしたい。

大越 基裕 株式会社セーキ 銀座レカン

全体的に日本に関する問題が多かったと思う。決戦は普段の仕事どおりのサービス演技が出来れば。

田崎 真也 社団法人日本ソムリエ協会 副会長

審査員 田崎真也氏の総括コメント

全日本ソムリエコンテストとの大きな違いは、ポメリーというシャンパーニュの冠がつき、優勝者は実際にランスのポメリー本社で研修を受けられること。そういう意味で、少なからずシャンパーニュに関する知識は知っておいてほしい。また、今日の問題はどちらかというと基本的な問題ばかりで、ソムリエとしての資質を問う内容であった。日本から世界へ羽ばたくということもあり、日本の食べ物やお酒といった食文化への理解は欠かせない。その点をしっかり理解している人はおのずと、今日の結果へとつながっていたと思います。

第一次選考会通過者のみなさま、おめでとうございました! 11月25日(火)、準決勝、決勝も頑張ってください!

シュワリスタ・編集部 一同

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