08.11.14 up |
シュヴァリエとはシャンパーニュの伝導、発展に寄与する人々に与えられる称号。この度シュワリスタ・メンバーがその新たなる一員として選ばれました。今回はこれにちなみ、シュヴァリエの世界にご案内します。
text: 岩瀬大二 / 前田行紀 photo: 野村洋司 / 前田行紀
取材協力: オルドル・デ・コトー・ド・シャンパーニュ / シャンパーニュ騎士団日本支部 衣装協力(前田分): 啓明商事
1656年設立、数あるフランスの騎士団の中でも最も由緒ある団体のひとつであるシャンパーニュ騎士団(オルドル・デ・コトー・ドゥ・シャンパーニ)。同団体は第2次世界大戦などの影響で一時期活動が停滞していたこともあるが、1956年に、各メゾンの当主などが中心になって復活し、現在に至っている。 全世界で約5000〜6000人の団員が所属しているこのシャンパーニュ騎士団が、シャンパーニュの普及に貢献した人を認定、そのひとつがシュヴァリエ(騎士)であり、この度、我々シュワリスタ・ラウンジのメンバーも推薦を受け、シュヴァリエの一員となった。 |
ちなみに騎士団の階級は上から、コマンドール(団長)、ディンティール(参事)、シャンベラン(侍従)、オフィシエ(将校)、そしてシュヴァリエ(騎士)となっている。 コマンドールは任期制で歴代、各メゾンの当主が持ち回りで勤めている名誉職。ディンティールはその他の運営メンバー用の称号であり、シャンベラン以下が所属メンバーに割り当てられた階級になっている。 |
日本にも騎士団事務局があり、シュヴァリエ約170名、オフィシエ10数名が認定されている。シャンパーニュ騎士団の規定ではシュヴァリエとなるには、団員2名の推薦もしくはメゾン、インポーターの推薦が必要だが、なんといっても重要なのはその人が真のシャンパンラバーであるか? 本当に今後啓蒙活動をおこなっていく意思があるか? その想いと覚悟ではないだろうか。 叙任の瞬間、我々メンバーもこれまで通りシャンパーニュを愛し、そして楽しくかつ尊敬の気持ちを持ち、シャンパーニュの人々とともにさらにシャンパーニュというこの素晴らしい存在を伝えていきたいと、決意を新たにした。 |
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