UEが殺したかったシャンパーニュのラタフィアがINAO「原産地統制呼称」に助けられた!
シャンパーニュ地方にてラタフィアは13世紀から存在していますが、生産プロセスの規則がなく、マーケットに多様なリカーが出現しました。
ラタフィア・ド・シャンパーニュは、正式に1978年にシャンパーニュ地方のリカーとして表記されていましたが、1988年にシャンパーニュ管理局がU.Eに行ったRATAFIAの保護の申請は認められていませんでした。
2008年に欧州委員会はRatafia de Champagne にAOCを授けませんでしたので、今年2015年の終わりにRatafiaの承認はヨーロッパから廃絶される予定でした。ヨーロッパはIGPとAOCしか認めていません。
しかし、クロード・ジロー氏が2009年に設立した協会の5年間にわたる熱心な活動により、お蔭様で、今年の2月にシャンパーニュのラタフィアがI.G.Pとして認められていることになりました。やっとヨーロッパがシャンパーニュのラタフィアを認めてくれましたのです。 I.G.P とは フランス語の Indication Géographique Protégée の略で「保護地理的表示保護」です。
実際Ratafiaはとても悪い評判を持っているリカーでした。家庭で造れることができ、自分での好みアルコール度数を決めるとができました。私が子供の頃には、狩りしに行くお爺ちゃん達がラタフィアを持ち、酔っ払って帰ったり、冷たい冬にサッカー選手がゴールの横で飲んでいたり、冬にぶどうの枝を切っている人たちが体を暖めるために飲んでいたことをよく覚えています。皆さんがそのイメージを持っています。
しかし最近のラタフィアの世界は様変わりしました。益々美食用のリカーのイメージになり、シャンパーニュのプロ・ワイナリーやソムリエが洗練されているラタフィアを生産しています。そのためにIGPに認定されることはとても重要なことでした。、ラタフィアの生産プロセスはワイン法で定められるよになりました。現在ラタフィアはシャンパーニュの全生産量の6%、15,000,000本まで生産することが可能になりました。
そして先月、フランスの税関もラタフィアの酒税のカテゴリーを変更して、ラタフィアを認めました。
by ロベスピエール男爵