|
|
||||
シガーといえばクールで渋い男を演出する必須アイテム。シュワリスタ流に楽しむにはもちろんシャンパーニュとのマリアージュです。そして味だけではなくその時間をも楽しんでしまいましょう。1本のシガーがあれば3つの時間が満喫できるんです。
|
|||
|
シャンパーニュが3種のぶどう、つまりピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネから作られているように、シガーも3種の葉から構成されているんです。味を決める中心部分の「フィラー」、中身の葉を固める「バインダー」、そして外側の「ラッパー」です。 手積みで葉を収穫し、その後の製造工程で発酵から熟成へと進むところもシャンパーニュと似ています。シュワリスタなら興味がわかない訳がないですよね(笑) 職人が時間をかけて1本ずつ手作業で巻かれるシガー。気温や湿度が香りにも影響するため、保存方法にも注意が必要ですが、そのデリケートさが魅力のひとつでもあるんです。 |
シガーの香りは吸い始めと中盤、そして終盤とで段々変わっていきます。当然香りの変化に合わせてシャンパーニュも変えていくのがシュワリスタ流。そう考えると1本吸い終えるのに90分はかけたいですね。その間にシガーの香りをたっぷりと楽しみながらシャンパーニュと共に過ごす素敵な時間をご紹介します。 VEGUEROS ESPECIAL No.2 香りがとてもライトなので初心者にオススメ。フレッシュでハーブ的な香りはシャンパーニュとの相性もよく最高のマリアージュになります。わかりやすい香りですが実は奥が深く上級者にも好まれています。 |
シガーの吸い始めは香りがライト。ハーブのようなフレッシュな香りが特徴です。フット(火をつける先端部分)からヘッド(吸い口部分)が長いため、フィルターの役目をしてくれるんです。ですので辛口のシャンパーニュによく合いますよ。例えばデュバル・ルロワ ブリュット。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%からなる蜜のような繊細な味わいが絶妙なマリアージュになります。 シガーの煙は口の中で燻らせることでその香りを充分楽しむことができます。タバコのように肺には入れず、口の中でゆっくりと煙をたたせるのがポイントなんです。吸い始めの30分、ライトな香りとブリュットの組み合わせを存分に楽しんでみてください。 |
吸い始めから約60分、中盤にさしかかると、徐々に香りが濃くなってきます。シガーの香りの変化が楽しめる時ですのでゆっくりと時間を過ごしましょう。このタイミングでは香りの濃さを中和させるような甘味系シャンパーニュが欲しい所ですね。そこで次の一杯としてオススメしたいのがシャンパンモヒートとの組み合わせです。 シャンパンモヒートはご存知のようにラムベースのカクテルにシャンパーニュを加えた人気のカクテルです。ミントの香りと爽やかなテイストが中盤のシガーの香りにベストマッチ。ちょっとセレブな気分に浸って素敵な時間を満喫しましょう。 |
約90分が経ち、終盤ともなると香りがだいぶ濃くなります。ディープな香りにふさわしいデザートカクテルのシャンパンソルベで文字通りデザート感覚で締めくくってみましょう。もちろんソルベは旬の果物を贅沢に使ったものがベストですね。今回はピーチを使ってみました。女性にも飲みやすく人気のシャンパンソルベ。ふたりの会話も自然とはずんできますよ。 シガーの灰は煙を和らげる役目をするのでギリギリまで落とさないのがポイントです。タバコの感覚でむやみに灰を落としてしまってはちょっとカッコわるいですよ(笑)。灰皿に落ちる灰の形にもこだわってしまうのもシュワリスタですね。 |
|
|
|