Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「日本語がうれしいぞ! Pommery編」
sHwAlista Style 01 07.12.14 up
自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.3 日本語がうれしいぞ! Pommery編
初の訪問メゾンであるRuinartを後にして、徒歩5分。直ぐ横といっても、おかしくない場所にあるのが、Pommery(ポメリー)。さすがReimsだね〜。この後に行くTaittinger(テタンジェ)の時間調整のつもりで立ち寄ったが、結局ツアーに参加する(笑)。でもこれが…満足度は高かった!

受付にて「チケット2枚」と英語で言うと、「日本人の方ですか?」と流暢な日本語での回答。たまたま受付にいたのが、旦那さんが日本人だという、海野ファニーさん。海野さんの奨めに従い、12:00からのツアーに急遽参加。ガイドはフランス語だけれども…大丈夫! きっちり日本語でフォロー説明がありました。

日本語ツアーもあるらしい。要確認!

ツアーが始まると、まずはVTRの簡易説明。フランス語だけど「シャルドネ」とか「ピノノワ」とか単語はところどころわかる(笑)。VTR視聴後に、大樽の横を通って、Caveに向かう。

大きな扉を開けると、Caveに繋がる一直線の長い階段! ツアー客が歩く階段部分が、若干削れているのを、注意しながら下ると、妙なオブジェが待っていた。どうやら今年は、Cave内で、展覧会も開催しているらしい。アートの一つに、Caveを削ったものがあり「綺麗なチョーク質」を理解するのに適していた。

左: Caveの階段を下から見たところ
右: かなりの段数があり、下まで降りて来るとアートな銅像? が待っている

Caveでは製造工程の説明とアートの説明だけじゃなく、こちらの質問にも回答してくれる。Cave内を歩きながら「このCave内には、2000万本のボトルが寝ている!」、「PommeryのCaveは初出荷した国の都市名が付いていて、日本の場合は、京都」であるとか、凄く大きなレリーフを前にして、「マダムPommeryがBrutを作った1874年より前は、食後酒の用に甘いシャンパンが主流だった」とか、Grand Cellarを前にして、「1本だけ1874年産のBrutがあるが、さすがにおいしくないでしょう(笑)」とか、丁寧に説明してくれる。計1時間位Cave内にいたと思うが、体が芯から冷えたところで、やっと階段を上る。あと少しで僕が冷温保管の長期熟成に入りそうだった(笑)。

左: 1874年産Brutも保管するGrand Cellar。飲んでみたい〜
右: Cave内の巨大なレリーフ。Louise Pommeryのエチケットに使われてます

試飲する内容によって、チケット料金に違いがあるのだが、ほとんどの人は、SummerTimeが飲めるエコノミーチケット。そんな中、僕等が頼んでいたのはPrestigeチケットで、出てくる1杯は「Cuvee Louise 98」。「Caveで歴史を体験した後に飲むなら、Prestigeに限るな〜」と、同行者へのプチ優越感を感じるのだった。そう、後悔先に立たず。Caveツアーでチケットを買うときは、「最良なチケットを買うべし!」(笑)

左: 来訪シーズンで、試飲用シャンパーニュは異なるみたい。お土産コーナーも併設!

ONE POINT! 革靴よりもスニーカー!
Cave内は、適度に湿度が保たれているのだが、雨が降ると、染み出してくる。革靴で歩くよりも、スニーカーの方が、楽だと実感。格好つけたピンヒールはダメよ(笑)

次回は「Caveがあるレストラン? Au Plat du Jour編」… つづく。 >>

VOTE

自宅のシャンパーニュは何本ぐらいある?