Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「コレクションゲット! Taittinger編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.5 コレクションゲット! Taittinger編
来たぞ! テタンジェ!
ランスの気候のお陰でしょうか、朝からグラスで5杯飲んでいるのですが、ほとんど酔わない(笑)。ランスに住んだら、「飲みすぎで早死にするな〜」とか考えながら、Taittingerへ。
名門らしく入り口に紋章があり、「来たぞTaittinger!」と勝手に盛り上がる(笑)。受付を済ませ、数分待つとツアー開始。こちらもやはりVTRからスタート。メゾンの歴史やオレンジのエチケットが珍しいCuvee de la Marquetterie(マルケトリー)の畑などが10分程度で説明されていく。

名門らしく立派な門構え。中庭も綺麗に手入れが行き届いてました。

VTR終了後、螺旋階段をズンズン下るとCaveに到着。Pommeryよりは少し暖かいかも。さすがに3つ目になると、慣れたもので、説明を聞くというよりも、Cave内の撮影に力が入る。Cave内は、どんより暗く、撮影しにくい。フラッシュを炊くと瓶が光り雰囲気が伝わらないので、利用せず、カメラを壁に押し付けて撮影。薄暗く湿度が高いCave内の雰囲気をなんとか撮影できたのではないでしょうか。他のツアー客からすると、妙な日本人だっただろうな〜(笑)

どのCaveも澱を溜めていく製造工程を中心に説明がなされるのだが、他のツアーと異なったのは、コルクを詰める機械とか製造の後半過程も見られたこと。全体の製造工程を見ると、工業化されたのはほんの少し。瓶内発酵など、手作り感が残っているシャンパンは、やっぱり希少な贅沢品だというのを改めて感じる。
夏のブランチ に最高!

Cave内には、いたるところに、ボトルがあります。ルミアージュしてはいけません(笑)

今井画伯の絵の他に、特注エチケットが張られた大きなボトルがあります。ぜひ現地で!

試飲コーナーとお土産売り場は一緒のところ。試飲はNVのTaittingerでちょいと残念…。有料でも選べれば良いのにな〜。1988年のTaittingerコレクションをデザインしたのは、今井画伯なのはご存知かもしれないが、古いTaittingerのエチケットと一緒に、今井画伯の絵がドドーンと飾ってあるのは、結構驚き。さらに、お土産コーナーに目を移すと、Taittingerコレクションの98年が、売っているではないか〜! 値段は日本よりも高いが…、直接購入できるチャンスなんてないので、お土産として購入。Ruinartもそうだったが、メゾン直営店舗で買うと外袋がもらえるんです。ディープ・シュワリスタ的には嬉しい限り(笑)

手提げ袋をかかえ、ホテルに戻るタクシーの中、「Ruinartは『深さ』、Pommeryは『広さ』、TaittingerのCaveは『立体感』かな〜」と、Caveの違いに満足を感じつつ、「Taittingerのツアーは、もう少しホスピタリティを改善すべし!」と厳しい言葉も思い浮かべる一日なのでした。
ONE POINT! Cave内の撮影は、フラッシュを使わずに!
Cave内は暗いので、ついフラッシュを使いたくなるが、出来上がった写真の雰囲気は、台無し。フラッシュ禁止設定にして、カメラを壁に押し付けて撮影しよう!

次回は「リストが分厚い! Lallement(レストラン)編」… つづく。>>

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