Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「懐が深いぞ! MUMM & チャペルFUJITA編」
sHwAlista Style 01 08.5.16 up
自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.7 懐が深いぞ! MUMM & チャペルFUJITA編

早朝にも関わらず、お土産コーナーをあけてもらいました。充実してますよ!

ランスにて3日目。やはり朝は少し肌寒い。軽めの朝食を済まし、タクシーにてMUMMに向かう。さすがMUMM! だてにF1に協賛してない。なんと土日もやっている! (笑)ほとんどのメゾンは土日見学不可なので、日程が限られる旅行の中では、うれしい限りです。チャペルフジタも近くにあるので、今回、Caveツアーは参加しないものの行ってみました。
綺麗なメゾンというのが第一印象。入り口は花も植えられきっちり整理されている。お土産売り場と試飲コーナーには、F1でのシャンパンファイトのシーンが飾られており、こういった写真を使えるのも、MUMMならでは。屋外には、バス用の駐車場も完備されており、バスツアーなどもあるのだと思う。乗り降りする場所には、昔の圧搾機が飾ってあり、「一体コレでどれくらいのぶどうの圧搾が行えるのだろうか? 」などと頭にめぐらす。通りを隔てるとMUMMの迎賓館(タイトル横の写真)だと思われる瀟洒な建物があり、「歓待を受けて、シャンパンファイトしてみて〜」と煩悩がよぎる。朝から滾る煩悩を晴らす意味でも、チャペルフジタに急がねば(笑)
次回訪問しま〜す

建物が淡い色で清廉潔白な感じが漂います。

30秒程度歩くとあっと言う間に、チャペルフジタに到着。本で見ていたので、もっと大きなものを想像していたが、「見た」と言うより、「出会った」感じ。始めて見る感想は、「ひそやかに佇む異空間」。煩悩にまみれた僕のような垢が寄り付いてはいけない、そっとしておくべき静かな場所(笑)。内部のフレスコ画の閲覧は14:00からなので、今回はパス。

大人が桶の中で横になれる大きさ。動かすのは大変でしょうね〜。

メゾンとチャペルフジタの近さから見ても関係が深かったことが伺えるが、文化・芸術活動を支援したMUMMは讃えられるべき。シャンパーニュが本格的に普及し始めたのは、20世紀だが、この100年間にシャンパーニュ地方は何度も戦禍に見舞われている。シャンパーニュに侵入した兵士が、Caveにあるシャンパーニュをすべて飲み干したり、ブドウ畑が荒らされたりと苦難の連続だったはず。MUMMも事業継続が困難な時もあったのではないだろうか? 戦争時と支援していた時期が重なるわけではないが、支援するという懐の深さを持っているのが、素晴らしい! 次回はチャペルフジタ含めて、しっかり見に来よっと。

シャンパーニュをたくさん飲みたい! という煩悩をかき消すような、静寂に包まれてます

ONE POINT! 広角レンズのカメラにしよう!
望遠機能だけ気にしてカメラを持っていく人がいるが、大聖堂や広大な空や畑を取るときには広角レンズが便利。ぜひ持っていこう!

次回は「ランスの体感! Reims市内編」… つづく。>>

VOTE

自宅のシャンパーニュは何本ぐらいある?