Home > 特集 > 「プレステージュ×カジュアル『艶やか』と『楽しく』。さて、今日のご気分は?」
Prestige VS Casual The Best of 3 SET Match! シーン別3本勝負 プレステージュ×カジュアル「『艶やか』と『楽しく』。さて、今日のご気分は?
1st SET 「淑女」のホンネ 2nd SET スキモノの集い 3rd SET 2人の夜… 男と女の企み
<< 前のページ | 1 | 2 |  次のページ >>
2nd SET スキモノの集い
スキモノのといってもヘンな想像はなしですよ。こちら本業以外の芸事に打ち込む人、数奇者(スキモノ)のお話。和歌、茶道あたりが語源だけれど、シャンパーニュの世界もそんな数奇者が多く、それをシュワリスタ・ラウンジでは「ディープ・シュワリスタ」と呼ぶわけです。

さて、そんなスキモノたちの集いならシャンパーニュを構成する3つのぶどう品種をそれぞれ堪能してみる! なんていうのはいかがでしょうか。それこそウンチク解禁、おかまいナシ。女性をエスコート、の場面では野暮なだけのウンチクも思う存分。ま、テーブルの周りからの冷たい視線は気にせずいきましょう。
シュワリスタ会員 BLACK DOGさん リコメンド
シャンパーニュの基本の基本といえば、当然のことながらシャルドネ、ピノ・ノワール、そしてピノ・ムニエ。これの配合でそのシャンパーニュの味が決まるのはご承知の通りだと思いますが、じゃ、そもそもそれぞれのぶどうの品種だけを味わったらどうなるのか。やっぱりそれは抑えておきたいな、と。

そこでおススメしたいのは『バロン・フュエンテ(BARON-FUENTE)』。なんとひとつの蔵元さんで、3種それぞれ100%のものをリリース。同じ畑、同じ蔵元だからこそ実感できること。3つ全てを味わうことで、それらが一緒になったときにシャンパーニュの複雑さがわかるというものですな。
編集部から一言
こちらの畑、珍しいことに栽培面積におけるピノ・ムニエが占める割合が80%。他の2種類のフォロー役と思われがちなピノ・ムニエがここでは主役。じっくりその魅力を楽しんでみたい。フォロー役とはいえ単体では力強い野趣と滋味がプンプン。存在感はかなりのもの!
BARON-FUENTE
『バロン・フュエンテ』。村自体は著名でもなく格付けも決して高くはないが、蔵元(ご夫妻で設立)の卓越した技術とチャレンジスピリットの評価は高い。写真はシャルドネ100%。他の2種類も同じデザインのユニークなボトルも印象的。実売で6,000円位が目安。
カジュアル代表
プレステージュ代表
シュワリスタ・ラウンジ『ミュズレ道』担当 ナヲユキ リコメンド
こちらも3種の飲み比べだけれど、メゾンも変えましょう。ブラン・ド・ブラン(シャルドネ100%)は、『ドン・リュイナール(DOM-RUINART)』。ボトルからして、おいしそうだからなあ。最高品質のシャルドネのみを集めた秀逸な逸品。ピノ・ムニエ100%は、『ジェローム・プレボー(JEROME PREVOST)』のラ・クロズリー(La Croserie Begin)。分類はブラン・ド・ノワールとされているけどムニエ100%。「ピノ・ムニエでここまで作れるんだ」とメゾンに可能性を投げかけた1本。

ピノ・ノワール100%は『アンドレ・クルエ U.J. 1911(ANDRE CLOUET U.J. 1911)』。良質なピノ・ノワールの生産が行われるBousy村が拠点で、「ピノ・ノワールならうちだ!」と言わんばかりに、頑張って作っている。シャンパンの当たり年だった1911年にちなんで、1911本しか作られてない…というのもマニアック話でいいでしょ(笑)。
編集部から一言
ナヲユキ氏曰く「ちなみに、僕が飲んだ時に感じたのは、ノワール100%だと少し厳しいかなと。珍しいから飲んだけど、酸味が凄く強かった気がするなあ」とのこと。でもそんなバラつきもRMならではの面白さ、と今宵スキモノたちはそれさえも話の肴にするわけですね(微笑)。
DOM-RUINART Blanc de Blancs
ドン・リュイナール ブラン・ド・ブラン』。どっしりとしたボトルデザインにもかかわらず闊達できめ細やか、かつ力強い泡。そして絶妙のバランス。会話が弾むシャンパーニュ。ミレジメは実売12,000円以上が相場
3rd SET 2人の夜…男と女の企み
まあ、なんていうんでしょう、シャンパーニュというのは味わうジュエリーといいますか、あのキラキラ & シュワシュワにの前では男女とも抗しきれない魔力があるようで…。上級者カップルも、これから恋がはじまろうかというワクワクな夜を迎えたカップルでも使える、魔法のアイテムというワケ。

そこで3rd SETは今まさに、トキメキのプレリュード、ホテルの部屋でグラスを絡めあうキメの1本を。美しい想い出の一夜を始めるか、それとも時計の針まで蕩けだすような夜が始まるのか…これもシャンパーニュのセレクトひとつ。こちらは女性2人からのプレゼンテーション。
シュワリスタ会員 SAKI+20さん リコメンド
モエをルームサービスでお願いしてくれる人って、気をてらわない人か、カワイイ人か。ちょっと私がリードしちゃおうかな、なんて思わせてくれるスキがあっていいなって☆。もちろんモエそのものも大好き。最近は、「モエじゃだれも驚かない、ドン・ペリをありがたがるのってなんだか」なんて声も聞きますけど、私はそうは思わないな。だって、モエって基本中の基本ですよね。

3種類のブドウが美しいバランスで調和…なんて聞くと私には難しい表現なんですけど、とにかく私が思い描くシャンパーニュのイメージそのままなんですよね。マニアックなものじゃシャンパーニュが話題の主役になっちゃうし、ゴージャスなものってなんかキツイな。
編集部から一言
入門編にして上級者も離れることのできないThe Basic。ピノ・ノワール30〜40%、ピノ・ムニエ同じく30〜40%、シャルドネ20〜30%、これを最もいいバランスで配合するのがモエ流。11月20日から数量限定でスワロフスキーのクリスタル・ストーンをちりばめた「スター・オブ・ナイト」シリーズがリリースされているので、ちょっとした記念日にはこちらもおススメ。
MOET & CHANDON Brut Imperial
モエ・エ・シャンドン ブリュット・アンペリアル』。2006年後半からパッケージデザインが変わって新しい顔に
カジュアル代表
プレステージュ代表
シュワリスタ会員 AyAさん リコメンド
もう、私が用意しますよー。ホテルに戻ってきてそこにはシャンパンクーラーに入った、サ・ロ・ン(チュッ)驚くカレ。その前のレストランでは彼にゴチソウしてもらうんだけど(もちろんお高めのレストランよ)、そのときは「『ドゥラモット(DELAMOTTE)』がいいなあー」なんてカワイイおねだりしておいて、お部屋の中は私がコントロール。

優良な年にしか作られない『サロン(SALON)』。92年の歴史の中で31年しか作られていないし、しかも多くてもその年に4万本程度。最低でもカーヴに7年置いてからリリース。だからやっぱりお高いのね。でも一度味わったらもう病みつき。繊細な口当たり、蕩けるように喉を通り過ぎていく液体。でも口いっぱいに広がる男らしい骨太の香り…。サロンのご褒美は身体で返してもらうわよ、なんて…言ってみたいなあ、って妄想気味かしら。
編集部から一言
…えーと、サロン妄想はともかく、ここではドゥラモットの方をご紹介。こちらはサロンのセカンドライン的なブランドで、サロンの片鱗を10分の1のプライスで楽しめるということで隠れた人気(おおよそ6,000円台)。サロンと同じくブラン・ド・ブラン & 優良年のみ造られるというこだわりの姿勢も◎。
SALON
優良な年にしか作られない『サロン』。その繊細な口当たりは、思わず誰かをエスコートしたくなるような味わい!?
勝負を終えて…
さて3本勝負、あなたの軍配は? まあ、懐具合にもよるかもしれませんが、それはさておき、プライスだけでシャンパーニュの優劣をつけるのは面白くない。ちょっとマジメに語れば、気分やシーンにあわせていろいろなシャンパーニュを楽しんでいただきたい、というのがシュワリスタ・ラウンジからのメッセージ。あなたのそのシーン、シャンパーニュでもっとステキにしましょう。
sH
Top 特集『プレステージュ×カジュアル「『艶やか』と『楽しく』。さて、今日のご気分は?』トップページ
<< 前のページ | 1 | 2 |  次のページ >>

VOTE

自宅のシャンパーニュは何本ぐらいある?