「私たちは泡を愛しています。だから、ちょっと企みます。」

2006年、私たちはこのような思いを持って、
シュワリスタ・ラウンジを立ち上げました。
その時の設立趣旨には、勢い込んだこんなテキスト。

「泡が嫌いになりそうです。
シャンパーニュってセレブリティの遊び道具ですか？
イギリスの偉い人とかフランスの権威が決めた評価だけを頼りに飲むものですか？
世界中のスパークリングワインを低くみていませんか？
何も考えずに有名銘柄おいときゃいいだろ、ってレストラン、多くありませんか？
例えば「とりあえずビール」を「とりあえずシャンパーニュ」=「とりシャン」に変えるとか。
RMという素敵な存在を世に広めるとか。東京らしい、日本人らしい楽しみ方を見つけるとか。
そしてなによりも、あのシュワシュワとかシュ!とかを感じながら素敵でHAPPYな時間を楽しもうって人、通称『シュワリスタ』を増やすこととか…。
そして、東京らしい、日本人らしい楽しみ方を見つけるために。」

おかげさまで、順調に共感とご協力をいただき、約3,000名の会員同士が結びつき、
シャンパーニュの生産者の想いを伝え、交流する場をもち、楽しく輝く場の提供や提案を通じて、
東京に留まらず全国のシュワリスタのみなさまとともにその世界を広げることができました。
その間、シャンパーニュ業界だけではなく、我々シュワリスタのスタッフたちの環境は
決して順調とばかりは言えませんでした。経済的なショック、震災…。
それでもなお、シャンパーニュは私たちを支え、笑顔にし、明日への力をくれました。
その素晴らしき存在。2006年当時と環境も経験値も市場も変わりました。
だからなお、だからこそ、シュワリスタ・ラウンジができることがあるだろう…。

2015年、10周年を前に、06年より続いたWEBサイトの基本構造、デザイン、コンテンツを整理、見直し、拡充し、シュワリスタ・ラウンジらしいシャンパーニュとの関係を伝えていくこととなりました。より速報性と機動力を高め、どこでも楽しくシャンパーニュの情報と触れていただけるように。日本で唯一の本格的シャンパーニュ専門WEBマガジンとしての存在はそのままに、気軽さと発見をあわせもつシャンパーニュメディアとして、業界の活性化や、業界で活躍される方々をサポートしながら、シャンパーニュ好きの皆さんと一緒に楽しんでいきたいと思います。
今後ともご愛顧、よろしくおねがいいたします。

2015.4.6
スタッフ一同を代表しまして。
シュワリスタ・ラウンジ編集長　岩瀬　大二