シャンパーニュの出荷量が1000万本を突破し、ここ2年連続で世界第4位という日本。
1200万本で第3位のドイツとの差も肉薄。英米に次ぐTOP3入賞が射程範囲に。
そんな中、消費を促進するであろう大型連休。
初夏の陽気の中、皆さんはどのようなシャンパーニュライフをお過ごしでしょうか。
どんな?と聞かれて真っ先に連想してしまうのが、What(何を飲むか?/飲んだか?)。
素晴らしいヴィンテージにプレステージシャンパーニュを抜栓する時のアノ瞬間。
誰もが笑顔になることは間違いない反面、本当に「美味しい時間」を過ごすためには、何が大切か。
・・・それは、リラックスして愉しめる時間や環境もさることながら、
最も大切な要素はグラスを共にする相手・仲間・パートナーではないか、ということ。
シャンパーニュとの出会いと共に、誰とその1本の悦びを分かち合ったか。
それぞれのエチケットを見るたびに、その時の記憶やエキスペリエンスが自分の中で呼応して蘇る。
これは視覚だけの話ではない。無論、嗅覚にも敏感に訴えるものであり、
だからこそ僕自身はフルートグラスを選ぶことはしない。
香りとその時々をタグ付けする。これは意図的なものではなく、
あくまで自分自身の感覚として、根づいているものだと最近認識できた。
仕事終わりのシャンパーニュアディクション(いわゆるシャン中状態w)では、ゴクゴク行っちゃうけれど、
連休という時間的余裕を活用して、ほんの少し。ほんの少しだけ本来我々に備わっている感覚を鋭敏に、
その瞬間と向き合ってみては。
Yuuki Yoshiyama/吉山 勇樹