思い出と喜びは泡とともに
私の2016年を締めくくる1本
ランキングや識者の評価ではない、あくまでも「私」のパーソナルに寄り添ったシャンパーニュが誰にもきっと、ある。シュワリスタ・ラウンジのメンバーも、普段の評価軸だったり、評論ではない「私の2016年」に出会ってよかったと思えるシャンパーニュがありました。
ブールデール・ガロワ ブリュット トラディション
Bourdaire-Gallois Brut Tradition
モンターニュ・ド・ランス地区プイヨン村の友人デヴィッドが作るシャンパーニュ。気さくで、お茶目で、真面目なデヴィッドのなシャンパーニュ。そのスタンダード・キュヴェである。
私はスタンダード・キュヴェが大好きである。その作り手、メゾンの基本姿勢が詰め込まれている。その存在は、私に「初心をわすれるな!基本忘れるべからずだぞぉ!」と問いかけてくるのである。
2016年は私にとって節目の年となった。弊社6店舗目となる【Champagne & GYOZA BAR スタンドシャン食-TOKYO新橋虎ノ門-】を5月にオープンさせ、幸運にも現在のところ皆様に可愛がっていただき、ご協力いただき、心の底から感謝しております。
だからこそ、一年の締めくくりに自問自答するこの一本。「世界は広く、視野は広く、心は広く、志は高く、頭は低く」
2017年もよろしくお願い申し上げます。
Bourdaire-Gallois Brut Tradition
http://bourdaire-gallois.fr/champagne/
モトダトモアキ’s SHWA TALK
https://www.shwalista.jp/author/sh014/
シャルル・エドシック ブリュット レゼルヴ
Charles Heidsieck Brut Réserve
シャンパーニュ、最近値上がりしていると思いませんか?ワイン屋さんを覗いても、馴染みの薄いRMまでが軒並み1万円近く。以前のように気軽に手が出せなくなってしまいました(悲)
こんな状況下では、自ずと手頃な価格で確実に美味しい1本を選びたくなりますよね。そこで私がお薦めするのは、『シャルル・エドシック』。以前は一部のマニアックなバーでしか見かけない銘柄でしたが、昨年から日本での取り扱いが本格化し入手しやすくなりました。創業1851年とその歴史は古く、アイゼンハワーやチャーチル、ジョセフィン・ベーカー、サルバドール・ダリなど錚々たる著名人に愛されてきたそうです。ノンヴィンテージながら、ヴィンテージ好きも納得の複雑さと力強さを兼ね備えた味わいが魅力。
いつでも、どこでも、誰とでも、安心して愉しめるハイクオリティな1本です。
Charles Heidsieck Brut Réserve
http://charlesheidsieck.com/
Fujita Reiko’s SHWA TALK
https://www.shwalista.jp/author/sh004/
ロンバール ブリュット レフェランス
Lombard Brut Référence
シャンパーニュ初心者ではありますが、2016年を締める1本として選ばせていただきました。
これまでは酒屋さんで簡単に手に入るもの、人からいただいたものなど飲んでいましたが、この『ロンバール ブリュット リファレンス』はおそらく初めて自分で選んで購入した1本。きっかけは今年も開催された伊勢丹のノエル・ア・ラ・モード。過去にも友人に付き合って行ったことはありますが、今年はsHwAlistaの担当になったこともあり、いろんなメゾンのシャンパーニュを飲み比べ、自分が好きなテイストを選びました。結局は3種購入しましたが(予算オーバー…)、いちばん最初に選んだのがロンバールでした。
まずは代表的なものを飲み比べしつつ、その中から自分好みの一本をみつけ、そしてそれを誰かとシェアすることが今後も楽しみです。
Lombard Brut Référence
http://www.champagne-lombard.com/lombard/
micky’s SHWA TALK
https://www.shwalista.jp/author/sh017/
GHマム RSRV ブラン・ド・ブラン 2012
G.H.MUMM RSRV BLANC DE BLANCS 2012
特別な日にプレスティージュ・シャンパーニュ。でも、ここでいうプレスティージュは、ただ高価であるとか、自慢げに語るようなアイテムではない。例えば大切な人たちをもてなすような特別な日に、自分のコレクションを自慢げにひけらかすような行為はしてはいけない。GHマムのRSRVは、もともとメゾンに関係する大切な人々に贈られた感謝ともてなしのシャンパーニュ。ブラン・ド・ブランは、マムが大切にする、源流ともいうべきクラマンのシャルドネのみで構成され、その美しさ、鮮烈さを心の底から感じさせてくれる、ゆるやかでやさしげな飲み口。シェフ・ド・カーヴのマリオッティ氏が開いてくれたおもてなしの席で感じたのは、その通りの、おもてなしの心。お互いの胸を開いて、肩の荷を降ろして。そこに飾らないけれど特別なプレスティージュ・シャンパーニュがある。メゾンのメッセージそのままの場面で。年越し、新年のホームパーティ、手土産に楽しもうと思う。
G.H.Mumm
https://www.mumm.com/ja-jp/homepage
Iwase’s SHWA TALK
https://www.shwalista.jp/author/sh002/