グラン・クリュ(最上級格付けの畑)からの最高級のぶどうのみを使用した、1950年代のスタイルで造られたドゥーツ社のプレスティージュ・ラインアップのロゼ。通常のキュヴェ・ウィリアム・ドゥーツよりもさらに稀少。ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%のセパージュ。シルクの舌触りと薔薇の余韻。まさにエレガント。社長曰く「世界で1万本しかないシャンパーニュ。これを皆さんといただけるのはとっても幸せ」。 |
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今回登場するキュヴェ・ウィリアム・ドゥーツ ロゼ 96は、クリーミーな舌触りながらも爽快感をもち、ともすれば重くなりがちなメインディッシュの風味をふわりと優しく誘ってくれます。さすがに重い赤ワインソースなどではその魅力が半減してしまいますが、エビのグリルやタルタル、子羊のロースト(今夜はオーブンの中で蒸し焼きにするアロースト、これも好相性)、さらにはフレッシュな羊のチーズまでフォロー。 |
このコンセプトなら選べるシャンパーニュは幅広い。ちょっと甘口のセックなどで軽いフルーツデザート代わりの1杯もよし、ヴィンテージの中でも軽めのフレッシュなタイプでリセットするもよし。今宵のディナーのフィナーレは、かなり贅沢。熟成された重厚なフルボディーながら、オレンジをはじめとするシトラス、白い花などのかわいげのある香りも楽しめるアムール・ド・ドゥーツ。アムール=フランス語の「愛」という名前もなにやらフィナーレに相応しい雰囲気(もっとも想像するような意味でネーミングされたわけではないとのコト/笑)。
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ブラン・ド・ブラン ミレジメと同じ3つの村のシャルドネで構成。アヴィズ村(35%)、メスニル・シュル・オジェール村(60%)、ヴィレール・マルメリー村(5%)と構成比はかなり変わっています。個性的なストラクチャーをもつメスニル・シュル・オジェール村のテロワールが今後花開くのでしょうか? マライア・キャリーが愛飲するのがルイ・ロデレールのクリスタルならば、こちらはマドンナが愛飲するシャンパーニュとしても有名。 |
今回はドゥーツのラインアップでコースメニューとシャンパーニュの素敵な楽しみ方をご紹介しました。ドゥーツ社もまだまだ幅広いラインアップを持っていますし、他のメゾンでも同じような楽しみ方ができるでしょう。料理と合わせて楽しむ。レストランだけではなく、自宅やパーティーでも試してみてくださいね。 |
Vol.5
ロゼと桜のマリアージュ 春泡はちょっと可愛く美しく (07.3.22)
Vol.4
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Vol.3
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Vol.2
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Vol.1
晩秋の5本 ライト×ディープシュワリスタ、浸る、語る (06.11.8)