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Champagne the Deep
ナヲユキ's 王冠Memo
シャンパーニュのもう一つの顔、ミュズレ(王冠)。それらをコレクションとして収めるボードが『ミュズレボード』だ。このコーナーでは、僕のとっておきのミュズレを大公開。それぞれのミュズレには「ライト」「ミドル」「ディープ」とシャンパーニュ通のレベルに合わせて、ここぞというときに使える「知ったかぶりコメント」をご紹介。一つ一つのミュズレをクリックして、マニアックで奥深い魅力をたっぷりと味わってほしい。
09.8.7up
#1「De Sousa & Fils Reserva」 #2「Dievolt Valloirs Blanc de Blancs 1996」 #3「Pommey Louise 1989」 #4「ANDRE CLOUET Millesime 1997」 #5「A.R. Lenoble 1995」 #6「Nicolas Feuillatte Millesime 1996」 #7「JACQUESSON & FILS Blanc de Blancs Vendange 1995」 #8「J. LASSALLE Blanc de Blancs Millesime 1996」 #9「MARIE NOELLE LEDRU CUVEE DU GOULTE」 #10「GONET Blanc de Blancs」
#11「De Sousa & Fils Millesime 1996」 #12「De Sousa & Fils Cuvee Du Millenaire 1995」 #13「De Sousa & Fils  Blanc de Blancs (Mugnum Bottle)」 #14「Robert Jacob  MILLESIME  1996」 #15「TARLANT Blanc de Blancs」 #16「Diebolt Vallois」 #17「MICHEL GONET  Millesime1993」 #18「HENRIOT SOUVERAIN」 #19「Pierre Callot  Blanc de Blancs」 #20「Eric Legrand Cuvee Bulle de Folie」
#21「Rene Jolly Cuvee Speciale RJ」 #22「Jerome Prevost La Closerie」 #23「Gerard Dubois Blanc de Blancs Millesime 1995」 #24「Philipponnat 1996」 #25「PIERRE GERBAIS L Originale」 #26「Doyard Collection de l'An1 Oeil de Perdrix 1999」 #27「MONMARTHE CARTE BLANCHE」 #28「J. CHARPENTIER TRADITION」 #29「Doyard Collection de l'An1 Blanc de Blancs 1995」 #30「Louise Brison Millesime 1997」
#31「J.B Michel Cuvee Pauline 1997」 #32「Yves JACQUES Cuvee Selection 1999」 #33「MONMARTHE Coup de Cour」 #34「CAMILLE SAVES CARTE D'OR」 #35「Bourgeois CUVEE DE L'ECU 1998」 #36「MOET CHANDON Dom Perignion Enotheque 1990」 #37「Gerard Dubois Blanc de Blancs」 #38「ERIC RODEZ Branc de Noirs」 #39「Charles Heidsieck MILLESIME 1995 VINTAGE」 #40「Rene Geoffroy Cuvee de Reserve」
#41「Marguet Bonnerave Cuvee PRIVILEGE」 #42「Henri Billiot Cuvee Julie」 #43「Alain Robert Le mesnil Blancs de Blancs Tradition 1985」 #44「DEUTZ Blanc de Blancs 1996」 #45「Paul Dethune MIllESIME 1999」 #46「Gerard Dubois Blanc de Blancs 1994」 #47「Paul Dethune Princess des Thunes」 #48「FRANCK BONVILLE Cuvee Les Belles Voyes」 #49「G.H. MUMM & Cie GRAND CORDON 1985」 #50「AYALA Extra Quality Brut 1966」
#51「Louis Roederere Brut 1967」 #52「HERBERT BEAUFORT Blanc de Blancs Cuvee du Melomane」 #53「LOUIS ROEDERER BLANC DE BLANCS 1997」 #54「DAVID LECLAPART Blanc de Blancs Cuvee LApotre」 #55「AGRAPART & Fils l'Avizoise Blanc de Blancs 1999」 #56「m FERAT & Fils MILLESIME 1998」 #57「TAITTINGER Comtes de Champagne ROSE MILLESIME 1993」 #58「TAITTINGER COLLECTION 1990」 #59「TAITTINGER COLLECTION 1986」 #60「TAITTINGER COLLECTION 1982」
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Board No.
Monthly Column 2007. 5
“王冠” 泡を閉じ込める方法
「王冠」と書くと、瓶のコカコーラを思い出す(笑)。なので、シャンパーニュの時には「ミュズレ」と呼ぶようにしていますが、今回はあえてタイトルを「王冠」に。

シャンパーニュの登場は1700年代とされていますが、まだまだ不完全だったシャンパンの製法や管理方法を、様々な人が改善、改良、開発して、今のようなシャンパーニュ製法が確立されている。そもそも「泡」がなければ、ミュズレも不要。開発したのは、ナポレオンの絵柄(ミュズレボードの#7)で有名なジャクソン社(Jacquesson)のアドルフさん。とてもアイデア豊富な人だったらしく、1844年には今のような「王冠」型を開発し特許も取得したようだ。

今のシャンパーニュでは「王冠」タイプが圧倒的に主流だが、「紐で縛る」方法と「アグラフ(AGRAFE)」という金具でコルクをとめる方法もある。
「紐で縛る」のは「王冠」が開発される前に一般的だった方法で、蝋で閉じているのは「まだ空けてないです!」という証明。ちなみに写真はジ・ド・テルモンのプレスティージュの1735(J. DE TELMONT O.R 1735)。1735年創業当時の復刻ボトルなので、わざわざ紐で縛ってある。

「アグラフ」はアンリ・ジロー(Henri Jiraud)のプレスティージュであるフュ・デ・シェーヌ(Cuvee fut de Chene)に使われている。わざわざ金メッキコーティングされた「アグラフ」なので、ボトルとコルクと全体の中でのデザイン性で採用しているのだろう。シャンパーニュ地方で生産される赤ワインのコトーシャンプノワなどにも、たまに使われているが、使っている理由はわからない(笑)。

紐で縛られていたものは、なんとかミュズレボードに入れることができたのだが、アグラフは無理。どうやってコレクションしようか悩みどころ・・・。「王冠」万歳!(笑)

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