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Champagne the Deep
ナヲユキ's 王冠Memo
シャンパーニュのもう一つの顔、ミュズレ(王冠)。それらをコレクションとして収めるボードが『ミュズレボード』だ。このコーナーでは、僕のとっておきのミュズレを大公開。それぞれのミュズレには「ライト」「ミドル」「ディープ」とシャンパーニュ通のレベルに合わせて、ここぞというときに使える「知ったかぶりコメント」をご紹介。一つ一つのミュズレをクリックして、マニアックで奥深い魅力をたっぷりと味わってほしい。
09.8.7up
#61「TAITTINGER COLLECTION 1981」 #62「La Grande Cuvee de Michel Arnould Brut」 #63「Laurent-Perrier GRAND SIECLE 1988」 #64「Le Brun Servenay Millesime 1996」 #65「EGLY-OURIET」 #66「MOET&CHANDON BRUT IMPERIAL 1966」 #67「POMMERY 1950's」 #68「MARIE-NOELLE LEDRU MILLESIME 1996」 #69「LE BRUN SERVENAY Brut」 #70「Bollinger Special Cuvee」
#71「Alain Robert Blanc de Blancs」 #72「J. DUMANGIN Fils Millesime 1997」 #73「De Sausa & Fils Tradition」 #74「A.Jacquart et Fils Cuvee Speciale Blanc de Blancs」 #75「P.LANCELOT-ROYER Blanc de Blancs Millesime 1999」 #76「Pol Roger BRUT CHARDONNAY 1995」 #77「ZOEMI BRUT PRECIEUSE」 #78「Vilmart & Cie Grand Cellier d'or 1998」 #79「Serveaux Fils CARTE D'OR」 #80「De Sousa & Fils Blanc de Blancs CUVEE DES COUDALIES」
#81「MICHEL GENET Extra Brut」 #82「LE NOMBRE D'OR SABLE BLANC DES BLANCS」 #83「Cuvee des CAUDALIES MILLESIME 1999」 #84「Jean-Paul BOULONNAIS」 #85「Vilmart & Cie Cuvee Creation Millesime 1996」 #86「JACQUES COPINET Brut BLANC de BLANCS」 #87「PERRIER JOUET Grand Brut」 #88「JACQUES DEFRANCE」 #89「JEAN LAURENT Blanc de Blancs」 #90「H.Billiot Fils Cuvee Reserva」
#91「JACQUES COPINET Cuvee Marie Etienne Brut BLANC de BLANCS 1998」 #92「Paul Bara GRAND ROSE de BOUSY」 #93「DE SAINT GALL PREMIER CRU Brut BLANC DE BLANCS」 #94「Francois Seconde MILLESIME 1999」 #95「Roses De Jeanne BLANC DE NOIRS」 #96「KRUG」 #97「George Laval BRUT NATURE」 #98「PAUL DETHUNE BLANC DE NOIR」 #99「Guy Michel & Fils Blanc de Blancs 1993」 #100「VARNIER FANNIERE CUVEE SAINT DENIS Blanc de Blancs」
#101「ROGER POUILLON&FILS FLEUR DE MAREUIL」 #102「Guy Michel & Fils MILLESIME 1995」 #103「AUBELINE de VAUVERSIN BLANC DE BLANCS」 #104「Gerard Dubois Cuvee Speciale Brut」 #105「ROGER POUILLON&FILS Le Brut Vigneron」 #106「Hnery de Vaugency Cuvee des Amoureux」 #107「Gerard Dubois Blanc de Blancs 1996」 #108「TARLANT la Vigne d'Antan」 109「Gerard Dubois Blanc de Blancs 1993」 #110「TARLANT la Vigne d'or Blanc de Meuniers」
New!
#111「Erick Schreiber  GRANDE RESERVE」 #112「Roger Adnot Blanc de Blancs 1977」 #113「POMMERY  WINTERTIME」 #114「Alexandre KOWAL」 #115「Eric Isselee  Cuvee des Grappes d'Or  Blanc de Blancs」 #116「Vve Eleonore  Blanc de Blancs」 #117「Alexandre  L  Cuvee LE COTET」 #118「Gerard Dubois  Blanc de Blancs 1991」 119「Andre Beaufort  MILLESIME 1988」 #120「TAITTINGER  Nocture  SEC」
Board No.
Monthly Column 2007. 5
“王冠” 泡を閉じ込める方法
「王冠」と書くと、瓶のコカコーラを思い出す(笑)。なので、シャンパーニュの時には「ミュズレ」と呼ぶようにしていますが、今回はあえてタイトルを「王冠」に。

シャンパーニュの登場は1700年代とされていますが、まだまだ不完全だったシャンパンの製法や管理方法を、様々な人が改善、改良、開発して、今のようなシャンパーニュ製法が確立されている。そもそも「泡」がなければ、ミュズレも不要。開発したのは、ナポレオンの絵柄(ミュズレボードの#7)で有名なジャクソン社(Jacquesson)のアドルフさん。とてもアイデア豊富な人だったらしく、1844年には今のような「王冠」型を開発し特許も取得したようだ。

今のシャンパーニュでは「王冠」タイプが圧倒的に主流だが、「紐で縛る」方法と「アグラフ(AGRAFE)」という金具でコルクをとめる方法もある。
「紐で縛る」のは「王冠」が開発される前に一般的だった方法で、蝋で閉じているのは「まだ空けてないです!」という証明。ちなみに写真はジ・ド・テルモンのプレスティージュの1735(J. DE TELMONT O.R 1735)。1735年創業当時の復刻ボトルなので、わざわざ紐で縛ってある。

「アグラフ」はアンリ・ジロー(Henri Jiraud)のプレスティージュであるフュ・デ・シェーヌ(Cuvee fut de Chene)に使われている。わざわざ金メッキコーティングされた「アグラフ」なので、ボトルとコルクと全体の中でのデザイン性で採用しているのだろう。シャンパーニュ地方で生産される赤ワインのコトーシャンプノワなどにも、たまに使われているが、使っている理由はわからない(笑)。

紐で縛られていたものは、なんとかミュズレボードに入れることができたのだが、アグラフは無理。どうやってコレクションしようか悩みどころ・・・。「王冠」万歳!(笑)

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