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シュワレビュー2007 vol.2 AYALAの6本 TOKYO X AYALAのHAPPYな関係
PART1 「AYALAの世界を体感」 PART2 「軽やかに始まるAYALA劇場」 PART3 「AYALA劇場第2幕」 PART4 「Special Interview」
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AYALAエグゼクティヴ Special Interview
「AYALAのシャンパーニュたちは、シーンを選ばず、いつでも楽しめます。」
AYALA社代表取締役社長 エルヴェ・オーギュスタン氏(以下「社長」/ 写真左)と同社輸出部長 レイモンド・リンジヴァル氏(以下「部長」/ 写真右)にお話をお伺いしました。
AYALAのシャンパーニュの楽しみ方をシュワリスタ・ラウンジ会員の方々にプレゼンテーションするとすれば? ディープシュワリスタから、ライトに楽しんでいる人もいますのでそれぞれに。
社長: AYALAはさまざまなシャンパーニュを提供しているので、幅広い方に楽しんでいただけると思いますし、その多彩なシャンパーニュを貫くAYALAのユニークな姿勢を楽しんでいただきたい。それは自然そのもののピュアさの表現といえます。まずワインであること。こうした表現のひとつの形が『ゼロ・ドサージュ』です。
部長: こちらは、ウルトラ級に(笑)ワインの持つ味を楽しんでもらえるものだと思います。
社長: そう、『ゼロ』は、プロの方へのギフトのようなもの。常に新しいモノを求めるお客様に、新しい価値を提供できるでしょう。
今回、日本でいろいろ歩かれて、Brutが主流の日本で、受け入れられると思われますか?
社長: Oui! モードに敏感で、また健康にも気をつけられている。和食は『ゼロ』にあうお料理も多い。この3つで確実に『ゼロ』に興味を持っていただけるでしょう。若い女性が行くようなオシャレな店ではみんなが『ゼロ・ドサージュ』を楽しんでくれる、そうなったら良いですね。
部長: 日本の方はいろいろなものに興味・関心を持ってくれる。『ゼロ』ってどんなものなのか? そう興味・関心を持っていただいた方の期待は裏切りません。
『ゼロ』が挑戦とすれば、一方でAYALAの歴史を育んできた伝統を体現するのが、アイ村のピノ・ノワール。その特徴や楽しみ方は?
部長: AYALAはシャルドネもピノ・ノワールも両方使っていますが、AYALAのスタイルであるエレガントさを造ってくれる大切なモノです。例えばボランジェは、ピノ・ノワールでガシッとした男性的なシャンパーニュを造っています。AYALAも同様に力強さ、アルコール感、ボディのテクスチャーをアイ村のピノ・ノワールの力で出しています。
社長: アイ村という恵まれた場所にありますので、常にピノ・ノワールには情熱的に取り組んでいます。ぜひ、シャンパーニュを通じて感じていただきたいですね。
最後に、ご自身がシャンパーニュを楽しむ、その理想的なシーンを教えてください。恋人同士、ロマンティック、どういうシチュエーションでも。もちろん個人的な思い出でも(笑)
社長: 理想的な瞬間はありません。いつ飲んでもいいですから(笑)。
部長: AYALAはとても飲みやすいシャンパーニュ。難しいシーンはありませんよ。僕のように朝9時からのんでも大丈夫です(笑)。
社長: マダム・ボランジェ(※)は、イギリスのジャーナリストに対してこんなことを言っています。原典がないので雰囲気だけですが「私は悲しいときに飲みます。うれしいときにも、もちろん飲みます。お腹がすいたときにも飲みますし、お腹がすいてなくても少しずつ飲みます。お友だちがくれば飲むし、1人でも(笑)」。シャンパーニュ好きで有名なウィンストン・チャーチルもこう言っています。「シャンパーニュは勝利を祝うために最も相応しい。そして負けたときに最も必要だ」と(笑)。ひとつのイメージを探さないで、自分自身の楽しみのために飲んでいただきたいですね。
長旅でお疲れの中、シュワリスタ・ラウンジ会員のために、素敵な笑顔でインタビューに答えていただいた。
これからもTOKYOのシャンパーニュ・シーンに楽しい話題を提供してください。ありがとうございました。
sH
※マダム・ボランジェ
マダム・リリ・ボランジェ。名門シャンパン・メゾン『ボランジェ』の象徴的人物。1941年、当主であった夫が急逝し、その後、第2次世界大戦時のドイツ占領下という困難の中、メゾン経営を大成功に導き、以後30年にわたりボランジェのリーダーとして活躍した。
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