ANAインターコンチ「雲海」、ローランペリエメーカーズランチ
11.7.25 up
さてさて5月のローランペリアウイークがひと段落したのを受けて、重役出勤のようにローランペリエ×雲海のメーカーズランチに参加。
この「雲海」知る人ぞ知る、地上3階なのに日本庭園を眺められる落ち着いた空間なのです。今回は約30人程の少人数のランチイベントでしたが、まず入店して目に飛び込んでくるのがエントランスのディスプレイ。まさにローランペリエ一色。
フレンチとシャンパーニュは言うまでもないのですが、多くのシャンパーニュメゾンの作り手が語っているように、シャンパーニュの和食とのマリアージュは素晴らしいものがあると再認識した1日でした。
この日の雲海での食事は当日提供されるローランペリエの5種にキュヴェに合わせたスペシャルランチでした。簡単にその内容をご紹介しましょう。
会が始まるとローラン・ペリエ アドバイザーのフィリップ・ソーゼットさんの軽快な話術で会が進行していきます。乾杯はBRUT L-Pそして先付、向付、八寸に合わせてULTRA BRUTも共に供されます。この2種のシャンパーニュで先付、向付、八寸をいただきます。
先付のゼリー寄席はバルサミコ酢などを使用しており、ULTRA BRUTとの相性が抜群。そこに半熟卵を加えると、卵の甘みと、BRUT L-Pの控えめなドサージュと相まって、こちらも好相性。八寸では白瓜の酒盗あえがあるのですが、酒盗とシャンパーニュ?と疑問を抱きつつも卵の黄身をまぜてまろやかに仕上げており、これまたBrut L-Pとの良マリアージュ。
この後煮物・焼き元と続くのですが、ここでミレジメ2002とBrut Roseのマグナムボトルが登場。
煮物は賀茂茄子に染め卸をかけて、その上にフォアグラをあしらった料理。これがRoseにベストマッチ。シャンパーニュは基本的には赤ワインなどに比べ、料理の味わいを邪魔しないという意味も含め、マリアージュさせやすいのですが、この煮物とロゼはお互いに高めあっているマリアージュのお手本のような組み合わせでした。
これで終了かと思っていると予想外のミレジメ1999年が特別に振る舞われました。今回現行品の2002年のラインナップだったのですが、やはり1999年とも比べていただきたいとの心憎い演出でした。同じメゾンのヴィンテージ違いを知る上で年度の違うシャンパーニュをいただくことはとても良い機会です。1999年は完成され、円熟味のあるシャンパーニュでしたが2002はまだフレッシュなこれからのポテンシャルを感じさせるシャンパーニュでした。こちらとマリアージュさせたのは。素麵。隠し味にトリュフオイルが効いており、独創性あふれる1品でした。
最後の締めは今回の料理を手掛けた「雲海」料理長の田原さんにご挨拶いただきました。田原さんは今回のローランペリエとマッチングさせるために色々な案を出されたそうです。
今後「雲海」のようなシャンパーニュとのコラボレーションを行うような和食のお店が増えてくれば、さらにシャンパーニュの裾野が広がるのではないでしょうか。
そして今回の、特別メニューは「ローラン・ペリエと和食のマリアージュ特別会席 〜天の川〜」として7月31日までご賞味いただけます。
お1人様 ¥14,700(2名様より)でローラン・ペリエ ブリュットL・P(750ml)を2名様に1本ご用意。詳細は下記のこちらをご覧ください。
「撮影協力」
■ANAインターコンチネンタルホテル東京「雲海」
■サントリーワインインターナショナル株式会社