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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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シャンパン・エヴァンジェリスト
藤田礼子

Laurent-Perrier Week

11.5.24 up

先週は、ローラン・ペリエ社の輸出部長ジャン・クリスチャン・ドゥ・ラ・シュヴァルリー氏が来日。プロ及びシャンパーニュ愛好家に向けて、ローラン・ペリエの魅力をプレゼンテーションする『ローラン・ペリエ ウイーク』が開催されました。


「シャンパーニュ界をリードして、ローラン・ペリエから日本を元気にしたい!」と語るジャン・クリスチャン輸出部長。日本にお住まいだった事もあり、その思いも人一倍のご様子です。

私は、先週金曜日にホテルニューオータニ『トゥール・ダルジャン』で行なわれた愛好家向けセミナー&ディナーに参加。シャンパーニュ騎士団シュヴァリエ兼ローラン・ペリエ アドバイザーのフィリプ・ソーゼットさんによる解説と、シェフソムリエの谷宣英さんを中心に開発された特別メニューの連携プレーで、全7種類のローラン・ペリエを頭と胃袋の両方で堪能させて頂きました。メニュを以下に。(L-P、ロゼ、グランシエクルの3銘柄は、ディナー前のセミナーでテイスティング)


ウルトラ・ブリュットの<成熟度><ヨード香><泡>に合わせた、
『オマール海老にのせた海胆とカリフラワーのムース』

ミレジメ2002の<熟成から発せられるスモーキーさ>とベーコン、さらに甲殻類に合わせた、『帆立貝のポワレと蟹を詰めた花ズッキーニ 野菜の甘味豊かなソース』

アレキサンドラ・ロゼ98が持つ<赤い果実の風味>と<ピノ・ノワールの力強さ>に合わせた、『幼鴨ロースト フランボワーズソース 色とりどりポテトのゴーフレット添え』

ドゥミ・セックの<ナッティなフレーバー>と<パッションフルーツの香り>に合わせて、『プラリネのミルフィーユとヴェルヴェーヌのアイスクリーム』

この日試飲した全アイテムを通して感じたローラン・ペリエの印象は、『ピュア&ノーブル』。葡萄本来のクオリティの高さを感じる純粋な味わい、ベルベットのようなまろやかさ、喉の奥にすーっと消えていく繊細な酸に、たおやかな美女の風情を感じました。中でも、私が特に感動したのは、初めて飲んだウルトラ・ブリュットと先月4月20日に発売になったばかりのミレジメ2002


ウルトラ・ブリュットは、海のブルーを基調にしたエチケットのイメージどおりの夏向きの味わい。柔らかなノンドザージュ、爽やかなグレープフルーツやライムのニュアンスにヨード香も感じられるので、海胆や牡蠣、お寿司に合わせて楽しみたい。


ミレジメ2002には、シャルドネの出来栄えが特に良かったと言われるグレート・ヴィンテージの味わいが凝縮されていて、フレッシュでピュア、やさしいアタックとまろやかさの奏でるハーモニーが最高。このクオリティが1万円代前半で手に入るなんて素晴らしすぎる。


現状のグラン シエクルが、99、98、97というグレート・ヴィンテージのアッサンブラージュによって造られているという事実にも驚きました。<多品種>と<多年度>の掛け算によって、シャンパーニュならではの最高峰を目指す、ローラン・ペリエのこだわりが詰まっています。

今回学んだローラン・ペリエ社の哲学の詳細は、後日SHレポートにてご報告させて頂きますのでご期待ください。ローラン・ペリエ社のジャン・クリスチャンさん、サントリーワインインターナショナルの沢さん、素晴らしい機会をどうもありがとうございました☆

藤田礼子

シャンパーニュ騎士団シュヴァリエとして、ファッション誌や企業イベント等でも活躍中のシュワリスタ。本業は、広告制作会社取締役/エグゼクティブ・プロデューサー。

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