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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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シャンパン・エヴァンジェリスト
藤田礼子

l'Espri de RADO

11.7.28 up

先週の話になりますが、スイスの時計ブランドRADOが主催するスペシャルなシャンパーニュ・ディナー『l'Espri de RADO』にお招きをいただきました。



RADOのBlue Fascinationを腕に纏って。

僅か12名のゲストには、時計店オーナーをはじめ、アーティスト、イベントオーガナイザー、照明デザイナー、WEBプロデューサー、編集者などクリエイティブな仕事に従事する知的美女の面々が。仕事の話、趣味の話、震災ボランティアの話など話題はつきることがなく、とても楽しく刺激的な時をご一緒させていただきました。

RADO、シャンパーニュ・ジャクソンJ.H.Vの3社がコラボレートしたディナーで表現されたのは、RADOのエスプリである【革新と融合】と【素材へのこだわり】の世界。



ジャクソンがシャンパーニュの発展に貢献した逸話は数えきれません。王冠・ミュズレとキャップシール、ボトル破損率を激減させる『糖分濃度測定器』の発明、ジュール・ギュイヨ博士と共に考案した苗木のギュイヨ方式(葡萄苗木の配列)の仕立て方、クリュッグの創始者であるジョセフ・クリュッグが修業を積み、『レ・メイユール・ヴァン・ド・フランス』で全シャンパーニュ・ハウス役5,200軒中、たった6件に与えられた3つ星を獲得(ジャクソン以外では、サロン、クリュッグ、ボランジェ、ジャック・セロス、エグリ・ウーリエが獲得)・・・知れば知るほど本当に凄いメゾンです。

この日は、734(マグナムとブテイユで)、キュヴェ・アヴィーズ2000、グレート・ヴィンテージ2002、ディジー・テール・ルージュ・ロゼ2003と、それに合わせたお料理を堪能させて頂いたのですが、個人的に特に素晴らしいと感じたのが2002!お料理は、<子ウサギ背肉の詰め物 ジュ・ド・ラパンと旬の野菜のローストを添えて>





100年に一度と言われるグレート・ヴィンテージである2002は、どのメゾンの出来栄えにも目を見張るものがありますが、ジャクソン2002が持つミネラル・酸・甘みの素晴らしいバランス、豊かな果実味と熟成の美しさは本当に溜め息もの。まだ少し硬い感もあったので、購入して自宅で寝かせようと思ったのですが、 あまりの人気で既に在庫が無いとか。今年リリースされたばかりというのに・・・(涙)



松崎シェフが修行を積んだリヨンの三ツ星ポール・ボキューズのスペシャリテでもある<じゃがいものうろこ仕立て>も感動的に美味でした。

さらに、この日のこだわりはミネラル・ウォーターにも。<シャンパーニュに合う水>として用意されていたのは、英国王室御用の『HILDON』。シャンパーニュと同じチョーク層に由来するミネラルたっぷりの中硬水なのです。これほどまでに繊細で冷涼感溢れるガス入りウォーターは初めての体験で、とても気に入りました。



『l'Espri de RADO』スペシャル・ディナーの詳細は、9月売の『世界の腕時計』と『MONO MAGAZINE』に掲載されますので是非ご覧ください。

RADOの皆さま、ご一緒させて頂いたゲストの皆さま、心に残る素敵な時間をどうもありがとうございました☆

藤田礼子

シャンパーニュ騎士団シュヴァリエとして、ファッション誌や企業イベント等でも活躍中のシュワリスタ。本業は、広告制作会社取締役/エグゼクティブ・プロデューサー。

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