ドンペリニヨン2002
10.5.24 up
日曜日の夜、小雨の降る中。青山にあるESPACE218でドンペリニヨンの新ヴィンテージのお披露目が行われました。
この日は、お披露目の初日。つまり日本で初の新ヴィンテージを味わう機会となりました。ドンペリニヨンといえば今春エノテークのロゼが発売されたことでも注目を集めましたが、今回は新ヴィンテージの2002年の発表ということで、シェフ・ド・カーヴのリシャール・ジェフロワ氏が来日し、その魅力や奥深さを語っていただきました。
まず会場に入るとウエルカムシャンパーニュでドンペリニヨン・ヴィンテージ2000が提供されます。
会場も趣向凝らしており、3つのエリアに分かれていて、まず1つ目の部屋はドンペリニヨン2000の部屋。ここにはオーヴィレールの修道院の写真やドンペリニヨンの名前の由来となっている修道僧、ドン・ピエール・ペリニヨンのスケッチ画などが飾られていました。
2つ目の部屋はドンペリニヨン ヴィンテージ2002年の部屋で、こちらは黒を貴重としたテーブルに2002年ヴィンテージのボトルが浮き上がるようにライティングされていました。
こちらの部屋ではヴィンテージ2002年にあわせる、数種類の前菜が用意されており
様々な食材とのマリアージュを楽しむことができました。
肝心の2002年の印象ですが、2000年がやわらかい印象をもった箱入り娘だとすると、2002年は夏のヴァカンスであった魅力的な女性といったところでしょうか。
白桃のコンポートや無花果、ジャスミンの花のような香りがあり。味わいは酸味は控えめで柔らかな印象。甘みは完熟していないメロンのような甘酸っぱさ、後半はミネラルの強さが印象的でした。個人的所感ですが、今飲むなら2000年より2002年がストラクチャが複雑で好印象でした。
2002年はシャンパーニュ地方では暑い日がつづいたので、2002年に比べて芯のしっかりした味わいに仕上がったのでしょう。
発売時期はまだ少し先ですが、今から楽しみですね。