joie de vivre賞授賞式ディナーシャンパーニュリスト
10.6.18 up
会の雰囲気、趣旨については山口嬢のシュワトークをご覧いただくとして
こちらでは当日登場したシャンパーニュについて。
■エスプリのシャンパーニュ 27銘柄
≫NVブリュットによるフレッシュなシャンパーニュの競演。ブラン・ド・ブラン、エクストラ・ブリュットなども登場。蒸し暑かった東京。この「歓待」は実に嬉しいものでした。安心して楽しめる各社のNVのアベレージの高さを改めて感じるとともに、ノンドゼ、エクストラ・ブリュット押しの私も初体験の、Pannier Extra Brutの鮮烈な切れ味に驚きました。梅雨時、それでもおめかしのレストラン…そのスタートにピッタリかも。
■ボディのシャンパーニュ 11銘柄
≫コクのある力強いシャンパーニュと銘打たれた…実は個人的には一番好きなゾーン。ハードリカーズ気だし(笑)。人気のゾーンということもあり早々に予定数終了。Egriy Ourietはこういう華やかな場所にはやはりあう。Fleury Pere et Fils、Drappierは、男同士の深酒に…という印象も強まり、Jacquesson Cuvee733はどこにあっても…風格あるなあ(笑)。そして夏のパーティにDiamantのボトルは必須かも。
■ハートのシャンパーニュ 18銘柄
≫アッサンブラージュ、マセラシオン、スタイルは違ってもやはりロゼのゾーンはひときわ可憐で華やかな雰囲気。でも実際飲んで見ると…結構がっつり力強いロゼもあるわけで、そこがロゼ発見の楽しさ。この日、サーヴを担当したソムリエ氏たちの中に、ポメリー社主催のソムリエ・コンクール優勝者で当サイトのインタビュー記事にも登場いただいた田辺さんが。となれば田辺ソムリエにポメリーを注いでもらうという贅沢を…ということで、Pommery Spring Time Roseを注いでいただく。自己暗示といえばその通りだとは思いますが(笑)、実においしい。Gosset Grand Rose、Besserat de Bellefonはなかなかおもしろいロゼ。その他かなり魅力的なラインアップでした。
■魂のシャンパーニュ 13銘柄
プレスティージュシャンパーニュの贅沢過ぎる時間。さすがに一番人気ゾーンということでなんとか私が口にできたのは5銘柄。
Boizel Cuvee Sous Bois 1990
Bruno Paillard Brut Assemblage 1999
Fleury Pere et Fils Millesime 1995
Laurent-Perrier Grand Siecle
Beaumont des Crayeres Grand Prestige Brut
いずれも新鮮な驚きとともに、華やかなパーティ会場にあってなお、そのシャンパーニュの世界に集中してしまう作品性の高さ。さすがにこれがプレスティージュという面白さがありました。
同賞は、精神性の高さと華やかな活躍、この両面を祝するもの。これはまさにシャンパーニュそのものの話。報道のカメラが入り、賑やかな社交場でもあったこの場所をさらに輝かせるお酒はやはりシャンパーニュだけ。そしてその中でなお、その芯にある精神性の高さを知らしめる力もまたシャンパーニュの力。69銘柄のシャンパーニュたち、尾上菊之助さんと同様に、この日の主役を立派に務めていました。