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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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シャンパン・エヴァンジェリスト
藤田礼子

BYOシャンパーニュ会 @ シノワ

11.10.18 up



友人に誘われて、持ち寄りシャンパーニュの会に参加しました。場所は渋谷のワインバー『シノワ』。ジェローム・プレヴォー ロゼ07、ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブラン99、クリュッグ88。マニアの集まりにふさわしい"知る人ぞ知る"の濃ゆい3種類が揃いました。



この日私が選んだのは、『ペリエ ジュエ ブラン・ド・ブラン99』。3年程前に購入し、自宅で寝かせていたものです。一昨年、昨年と飲んだ時に感じた強烈な熟成チーズ香に、(友人たちはどんな反応を示すだろう?)と内心ドキドキしていたのですが、テイスティングした瞬間、「・・・あれっ?!」以前に比べると、香りが穏やかに落ち着いて、酸には柔らかな膨らみが増している。実に若々しい私好みの味わいへと変化。友人たちからも高評価で嬉っ。こんな面白さがあるからシャンパーニュはやめられない♪

よく初心者の方から「○○年の○○というシャンパーニュを持っているのですが、飲み頃はいつですか?」という質問を受けるのですが、私はいつも「まずは現在の状態を自分の舌で確認されて、もう少し熟成させたほうが良いと思われるのであれば、もう1本同じものをお買い求めになられて、味わいの変化を楽しまれてはいかがですか?」と答えています。

シャンパーニュは、まるで生き物のように日々変化しています。順調に進んでいた熟成がある日突然ストップしたり、突然熟成の速度を増したり・・・。そんな刻刻と変化する状態を自分自身で確認するって、とても贅沢な楽しみ方だと思うのです。"古ければ(寝かせれば)良い"という考え方は、英国と日本ぐらいなもの。美味しさは個人の価値基準ですから、既存の常識に因われすぎることなく、もっと自由にシャンパーニュを楽しんで頂きたいなと思っています。



それにしても、シノワさん。お料理の美味しさはさることながら、BYOにとても好意的で、私たちがシャンパーニュをより楽めるようにサポートしてくださったのがとても嬉しかったです。様々な形のグラスで香りの変化を堪能させて頂いて、最後にはテーブルいっぱいにグラスが並んじゃいました。

ご一緒させていただいたCさん、Gさん、そしてシノワの皆さま。素敵な時間をどうもありがとうございました☆

藤田礼子

シャンパーニュ騎士団シュヴァリエとして、ファッション誌や企業イベント等でも活躍中のシュワリスタ。本業は、広告制作会社取締役/エグゼクティブ・プロデューサー。

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