![シャンパーニュを楽しむWEBマガジン [シュワリスタ・ラウンジ]](/archive/common_new/image/h_title.gif){kind=small}
PIERRE PETERS 〜淑女のような真っ直ぐさと上品さ〜
13.11.29 up
Ca fait longtemps！
お久しぶりです。
すっかり秋？冬？になりました。
六兵衛でございます。
先日ですが、そのエレガンスとシャルドネで知られる
PIERRE PETERS ピエール・ペテルス のお披露目会に行ってきました。
このメゾンは、シャルドネのみで作られるシャンパーニュ、
ブラン・ド・ブランを一貫して造っています。
ブドウ作り自体は1840年ころから、
そして1919年になりシャンパーニュ造りが始められました。
今ではよく知られるようになったRM（レコルタン・マニピュラン）
つまりブドウの生産から最終製品であるワインまで一貫して製造している
メゾンなんですね。
試飲しましたシャンパーニュはどれもがその信念と愛情が感じられる
凛としたクリエーションでした。
今回はどのグラスもワイングラスでした。
シャンパーニュとしてというよりも『シャルドネ』を感じてほしかったとのこと。
この2つはまさにシンプルにメゾンを感じられる2種。
・Cuvee de Reserve Blancs de Blancs - Grand Cru
・Cuvee La Perle Blancs de Blancs
次の2種は実は同じ場所の同じシャルドネ。違いはというとテイスティング時に
ブルーやグレーなど寒色系の"色"を感じれば前者であり、
逆にオレンジやベージュなどの秋のような暖色系の"色"を感じれば後者、
という何ともアーティスティックかつ、心に響いたセレクションでした。
・Cuvee EXTRA BRUT Blancs de Blancs - Grand Cru
・Cuvee Millesimee L'ESPRITS DE 2008 Blancs de Blancs - Grand Cru
あの有名なKRUGのクロ・デュ・メニルと双璧をなすもうひとつの目にるの単一畑である、レ・シャティヨン。ブルゴーニュグラスにて。
・Cuvee Speciale "LES CHETILLONS 2006" Blancs de Blancs - Grand Cru
ペテルス夫妻の愛娘であるアルバンヌの誕生を表すロゼ。硬質なシャルドネを包み込むピノ・ムニエとの出会いの結晶です。
・Cuvee "Rose for Albane" Champagne Rose
他の苗木を買わず、丁寧に代々と引き継いだ自分の畑で丹精込めて造ったシャンパーニュは熟成度は違えど、共通する3つのポイントがあります。
柑橘の皮のようなニュアンス、香り立つ苦味、そしてはっきりとしたミネラル。
それらは上質で、凛としてそれでいてはっきりとした主張があります。
そこで僕は、当主さんに感想として述べた言葉が、
『まるで1つ1つが良家の女性のよう。凛として主張がはっきりとしてエレガント。姿や顔は違えど、1人1人から同じ美しさを感じる』でした。
大変ウケていただいてうれしかったです（笑）
ちなみに前項にも述べた『L'ESPRIT DE〜』は銀座4丁目の和光さんのグルメショップにも売っています。やはり良家の女性なんだな〜と改めて感じますよね。
それではみなさん A bientot!
2009年夏の時点でシュワリスタ最年少。マイペースに見えて意外なところでマメ。日頃の努力も“シャンパーニュ”の泡。oO○ 自前のルーペでシャンパーニュのあるライフスタイルを探る。そんな私は自称“装飾系”男子。
