ペリエ ジュエ ベル エポック2002 メーカーズ・ランチ
10.3.26 up
今月末から発売が開始されるペリエ ジュエの新ヴィンテージ「ベル エポック2002」お披露目のメーカーズ・ランチにご招待して頂き、至福の時間を堪能してきました。僅か15名のゲストの為だけに開催された贅沢な宴。光栄の至りです。
アペリティフのグラン・ブリュットに続いて、ベル エポックの新ヴィンテージ2002登場。2002年は特別に良い年で、特にコート・デ・ブランの葡萄は非常に濃縮度の高いものとなったようです。セパージュは、CH50%、PN46%、PM4%。シャルドネの特長である白い花、白い果肉のフルーツの香りが際立っています。6年の澱熟成を経ている為、バターやバニラ、蜂蜜のような香りも感じられます。とても素直なアタック、美しくエレガントな味わいは、優しく清らかなアネモネの花のイメージそのもの。まさに「THE ベル エポック」といった印象です。最高醸造責任者エルベ・デシャン氏に、「この味わいを別の何かに例えるとしたら?」と尋ねてみたところ、「繊細なレース。一生に一度しか袖を通すことのできないウエディングドレス」と大変ロマンティックなコメントが返ってきました。ちなみにこのボトルのデゴルジュマン(澱引き)は2009年7月。
この日の主役はもちろんベル エポックですが、会場となった帝国ホテル東京内フレンチレストラン「レ・セゾン」の料理長ティエリー・ボワザン氏がプロデュースされたマアリアージュの内容も素晴らしいものでした。ティエリー氏は、ランスのシャトーレストラン「レクイエール」のご出身。シャンパーニュ騎士団のオフィシエも叙任されています。2002年に合わせたのは、赤座海老のラヴィオリ、マンゴーとトマトのコンフィ 柚子風味のムース。
続いて、1996マグナムの登場。グレートヴィンテージとして知られるこの年は、夏の昼夜の気温差が大変激しかった為、糖分・酸味がしっかりとしたシャンパーニュ生まれています。熟成を感じますが、しっかりとした泡立ちで溌剌とした印象。
● 昆布の折り紙仕立て:一本釣りのフランス産すずきのオーブン焼き
オレンジと黒胡椒の効いたバター、インカの目覚めのエクラゼと牡蠣のソースと共に。
そして、日本に3本しかないという1985マグナムの登場です!
琥珀がかった金色。コンフィしたフルーツや年代モノの蜂蜜、グリルしたヘーゼルナッツのような深い香りがしますが、味わいにはフレッシュさも。感動的に素晴らしい!「発泡したお酒ではない、別の世界に連れていってくれる」とエルベ氏。
●トリュフをまとわせたブレス産プーラルド バスマチライス フォアグラとトリュフ
デセールには、2002ロゼを。小さな赤い果実のよう。繊細で女性的で、本当に美しい。
● ビスキュイ・ローズ・ドゥ・ランスのムース、ロゼ・シャンパーニュのソルベとフリュイ・ルージュをあしらって
宴を終えてホッと一息、ソルベを片手に素敵な笑顔を見せてくださったエルベ・デシャン氏。
氏曰く、「ロマンティックな人間じゃないと、シャンパーニュは造れない」。納得です。
来年200周年記念を迎えるペリエ・ジュエでは、これからたくさんのイベントが予定されているそうです。とっても楽しみ。この機会に、シャンパーニュの芸術「ペリエ ジュエ ベル エポック」という作品の魅力を一人でも多くの皆さまに体感していただきたいです。ペルノ・リカール・ジャパンの皆さま、素晴らしい感動と喜びを与えてくださったことに心からの感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。
※ 2002年ヴィンテージの詳細は、SHレポートにて近日公開予定です。お楽しみに!