Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「Caveが凄いぞ! Ruinart編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.2 Caveが凄いぞ! Ruinart編

ホワイエからCaveに向かう前庭。写真右手にはリュイナールさんの銅像が!

さあ、到着2日目。人生初のメゾン体験は、Ruinart(リュイナール)!! 知っている人も多いと思うが、最も古いと言われるメゾンの一つで、ずんぐりむっくりなボトルが特徴。

10時からツアー開始なので、8時に起床。朝からシャンパーニュを飲むので、軽めの朝食をとる。爽快な朝。とはいえ体感温度は、12度ぐらい。「少し寒いな〜」と思いつつ、タクシーに乗り込み、ランス市内を移動すること15分。「綺麗な、落ち着いた町だな〜」などと、呑気に眺めていると、あっという間にメゾンに到着。
街中に普通にメゾンがあるので「本当にランスに来たぞ!」と実感しつつ、ツアー開始までホワイエにて待つことに。ホワイエには、どうやってCaveが彫られたのか? というミニチュアとお土産コーナーがあり、シュワリスタ的には、ツアー開始前から興奮の一言。一緒にホワイエで待っていた他のツアー客は、とても落ち着いてましたけど(笑)

ツアー開始は、そのホワイエから。Caveが彫られた時代背景から、この地にメゾンを作った経緯とかをガイド。ホワイエを出て、Dom Ruinartさんの銅像を横目にCaveへと向かう。扉を開けると薄暗い地下階段。何段あるのか分からんが、結構な段数を下ると、さすがに少し寒い。ツアーガイドの女性が「マフラー」を巻く理由も良く分かる…。「Caveに行く際には、羽織るものを持参した方が良いな…」と夏休み丸出しの格好を少し恥じつつ、Caveを進む。

左: 歩いて分かるが、本当にすべてチョーク層をくりぬいた人工の洞窟
右: Caveで熟成したものが、その場で振舞われるのも格別

20名程度入れる試飲コーナー。家族連れで遊びに来ている方もチラホラ。この後はホワイエにて、お土産購入タイムに!

到着したCaveでは、製造工程を簡単に説明してくれる。RuinartのCaveは、ローマ時代に彫られたとても古いもので、Caveの中でも、とても荘厳で綺麗。空気取りの穴が遠くに見え、自分が深い位置にいることを感じる。置いてあるボトルはすべて本物で、触っちゃいけない。「ルミアージュしてみて〜」という欲求を押し殺しつつ、30分ほど内部を歩くと、Cave終点に。エレベータで上に上がると、デギュスタシオン(試飲)コーナーへ導かれる。

今回の試飲コーナーで振舞われたのは、Dom Ruinart。場合によって、内容が異なるらしいので、「ラッキー!」と思いつつ、試飲。飲み放題ではなく、1杯しか出ないのは残念だが、製造された場所で飲むシャンパーニュは格別! 満足すること間違いなし! 素直にお奨め!
ONE POINT! ツアー予約は日本から行おう!
フランス語コースとか英語コースとか、ツアーがいくつかある。言語によって時刻が決まっている場合もあるので、希望の言語の時刻がいつか確認して、予約しよう!

次回は「日本語がうれしいぞ! Pommery編」… つづく。 >>

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