Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「標識が気になります! アヴィズに向かう編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.14 標識が気になります! アヴィズに向かう編

7月であっても湿度が高く、肌寒い早朝。静寂な空間が広がります。

エペルネの朝は早い。というよりも、すぐ近くにあるブドウ畑を撮影したくて夜明けと共に、起床。旅行前の子供みたいです(笑)。早朝のエペルネは肌寒く下草は露に濡れている。オレンジ色の太陽が山麓から昇ると、温かみを感じ、肌寒さが若干薄れる。「この太陽と大地が秀逸なブドウを育てるのだな〜」とうれしくなります。

今日の探索メゾンはアヴィズ村のド・スーザと、ブジィー村のアラン・ヴェッセル。アラン・ヴェッセルとの約束が夕方なので、とりあへずコート・デ・ブランのシャンパーニュ街道を南進することに決定! 早朝は曇ってなかったのだが、出発時点はやや曇天。いささか残念だが、しょうがない。ホテルから若干エペルネ方面に戻り、キュイ村、クラマン村を通ってアヴィズ村を目指す。
メゾンが表に出てこないので、キュイ村はあまり聞きなれないかもしれないが格付け95%のプルミエクリュの村で、ボランジェポルロジェといった大手NM用にブドウが生産されている秀逸な産地です。本拠を構えるメゾンとしてはピエール・ジモネが有名で、クラブ・スペシャルはかなりの一品。

クラマン村を知らない人は居ないかもしれないというぐらいシャンパーニュの中では有名な村ですが、さすがご立派(笑)。タイトル横の写真の様に大樽や花で飾りつけもされているし、10メートルに届かんばかりの大きなボトルも飾ってあるし、メゾン入口の樹木は綺麗に剪定されていたりと、魅力的な村です。村の面積も他と比較して大きめで、目の届く範囲はすべてブドウ畑なんて所もあります。時折畑の横に立つメゾンの所有を示す標識がとても気になり、つい撮影(笑)。メゾンは敷居が高かったルイロデレール用の畑もすぐ横に! 育成途中のブドウを食べたい欲求を抑えながらの旅は続くのでした。

左: クラマン村にそびえ立つ大ボトル。リットルで換算するとどれ位?
右: 道路横に、何気なく置かれた石標。気になります。

ONE POINT! 飲み物を携行しよう!
日本のようにコンビニや自動販売機は、見つかりません。どこかのスーパーで手に入れて、持ち歩きましょう!

次回は「めちゃくちゃ感激! ド・スーザ編」…つづく。>>

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