Home > 連載 > シャンパーニュ訪問記「めちゃくちゃ感激! ド・スーザ編」
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自由気ままなシャンパーニュ地方おもしろ珍道中 シュワリスタ式 シャンパーニュ訪問記 〜プラーク・ド・ミュズレコレクター ナヲユキ編〜
Vol.15 めちゃくちゃ感激! ド・スーザ編

門を入ってすぐ左に見えるのが、作業場です。前庭も綺麗でした!

クラマン村のすぐ南にあるのがアヴィズ村。シャルドネの栽培が有名で、コート・デ・ブランの中心的な村と言っても過言ではありません。この村には多くのメゾンがありますが、今回目指すのは唯一つ! 僕の大好きなド・スーザです!

まだ、シャンパーニュを飲みなれない頃に、レストランで勧められて飲んだのがこのメゾンを知るきっかけです。以来RMやCM、ヴィンテージシャンパーニュなどに、はまっていくわけですが…、このメゾンのブラン・ド・ブランとの出会いが、ディープシュワリスタになるきっかけなわけです。
建物は高くても2階から3階程度の落ち着いた村。教会の駐車場に車を停めて、鞄を取り出す。行き交う人も多くなく、道順を聞くこともできないので、地図を頼りに数回ほど角を曲がると、パティオのようなスペースに到達。立ち止まって見渡すと、ド・スーザ・エ・フィスというメゾンの標識が右前方に。「ヤッタ〜ついに来たぞ〜」(笑)。

はやる気持ちを抑えつつベルを鳴らす。扉の向こうの前庭にいたマダムが顔を直接出す。英語が不得意なようで、困惑顔…。事前に連絡してはいたものの、確約できていたかどうかは疑わしい中の来訪なので、こちらも困惑…。日本から来たことを拙い英語で一生懸命伝えていると、奥から別の女性が登場し、マダムと相談。その女性は英語ができるようで、日本からの押しかけ客の試飲対応をしてくれることに。実はその女性はド・スーザ家の長女シャーロットさん! こういった出会いは、シャンパーニュに脈々と繋がる「伝統と継承」を強く意識させますね〜。

左: 来日した事もあるシャーロットさん。大学生です!
右: ド・スーザは全種類飲んだことがありますが、メゾンで飲むのは涙モノ。

飾られたメダルは受賞の一部。有名フレンチレストランにオンリストされるのも、納得です。

試飲場所はSALLE DES CAUDALIESと呼ばれる小さな一室。表彰状やメダルが壁一面に飾られており、星付きレストランにオンリストされる実力が垣間見える。試飲に出してくれたのは、キュヴェ・デ・コダリー。ほとんどのメゾンはフルート型で供してくれますが一般的だが、白ワイン用の大きなグラスで提供してくれたのは、若干驚き。グラスの中に広がるふくよかさと凝縮したブドウの強さがうれしいね〜。

ビオへの取り組みや家族として守りたい伝統などを簡易に説明し、お土産にCD-ROMもくれました。年産6万本程度のビオ系メゾンですが、全ての種類が輸入されているので、「今後とも日本で堪能しつづけよう!」と改めて感じるのでした。
ONE POINT! 単語だけでもフランス語を知っておこう!
流暢に話せる必要はありませんが、多少の単語は覚えておいたほうが旅行は楽です。ポケット辞書もあると便利。

次回は「時間つぶしに車を走らす。アヴィズ〜ブジー編」…つづく。>>

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