patisserie Sadaharu AOKI paris
08.10.19 up
パリ最後の先日の水曜日、パリの中心部外れの静かな住宅街にあるパティシエの青木さんのアトリエを米川さんに案内してもらって訪れた。
久しぶりに会う青木さんはいつもと変わらず「お、中川ちゃん!」と明るく声をかけてくれる。
パリのアトリエを訪れるのは今回が初めてで、一体、どのようにしてAOKIが生まれたのかなど、興味津々だった。
そんな想いを胸にいだいていたのだが、入り口に入ると一瞬にしてその想い以上にとても興味深い、笑、物体が目の前に現れた。
「FIAT500 wagon '67」である。。
無性の車好きの小生にとって、この可愛らしいFIAT500に目が釘付けにならずにはいられなかった。フランスの街並にFIAT500。それは、もう、ルパ〜ン三世の世界じゃないですか!
興奮してると、横から米川さんが、これ、青木さんが通勤に使ってる。と、ぼそり。
いいな〜〜〜〜〜〜〜。
そんな興奮とともに、アトリエ、工房を一通り見せていただく。働くみなさん、とても気さくで明るい。また、世界のAOKIらしく高性能なマシーンも立ち並んでいるのだが、ほとんどの作業はもちろん手で行われている。
青木さんは、というと、誰よりも忙しそうに動き回っている。日本へ輸出用に箱詰めされた段ボール箱を積み上げ、トラックへせっせと運び、終わると、いらない段ボールなどをつぶして倉庫へ持って行く。それが終わると、電話とPCで広告写真の支持、かと、思うと、こちらに気配りして酒やワインをついでくれて、世界の面白いチョコレート素材であったりお菓子を試食しながら、これ、合うから!と、笑顔で談話をはじめる。
その後も色々とお菓子のお話をしていただきながらも、車の話へ。。。
そして、無理矢理、乗せてもらう。笑
近所をぐるぐる回りながら車談義。
「このまま、イタリアまでいっちゃいましょう!」
と、つい、口走っておりました。(←もちろん僕ね、笑)
↑WAGONなの。このFIAT!!可愛いでしょ。更に天井は布掛けサンルーフ。
その後、青木さんをパリで支える横山さんにパリ5区ポールロワイヤルの2号店に出荷物を届けがてらトラックに乗せてもらう。男3人一列に並んで、車中、シャンパーニュとショコラの難しい組み合わせについて話たり。。。やっぱり、シャンパニュにはマカロンでしょ。。。など。。
patisserie Sadaharu AOKI parisと書かれたトラックで走るパリはなんとも、住人の一員になった気分でとても楽しかったです。
青木さん、ありがとう!
お土産にマカロンをどっさりいただいて更にご機嫌なのでした。。。
↑パリ5区ポールロワイヤルの2号店の奥にあるスタジオ/アトリエの中。現在はメインで使われていないとの事でしたが、それにしても、なんの小細工なしにこのライティングの色。まったくもってずるい。笑
■パティシエ青木定治
2001年にパリ6区、初のブティックヴォジラール店オープン
その後のご活躍は説明するまでもありませんね。
http://www.sadaharuaoki.com/