ルイ・ロデレール/Louis Roederer Reims
08.10.21 up
Reims最後の14日の火曜日の午前中は、ルイ・ロデレール/Louis Roedererをシュワリスタチームで訪れた。
門をくぐるとこれまた、小生の目をひくものが。。。
シャンパン・グレイゴールドのロールス・ロイス!
年式といい色といい、もちろん、シャトーのたたずまい、何をとってもエレガントさを感じる。さすが、ルイ・ロデレールだなあ。と、感心していると、カーヴまでの移動にこちらでお送りいたします。との事。
裏側拝見の意味合いが強いシャトー巡りであるが、裏側も表側も同じブランド体感させる、一流メゾンの完璧さに感服でした。
応接室にてシャトーの歴史的な背景を含めた説明を受けた後、カーヴへ案内された。
リザーブワインのオーク素材の大樽の貯蔵庫はとても感動的でした。大きな木樽が左右にずっしりと200近く並んでおり今まで見た中では最も多かった気がします。世の中ステンレス化が進む中、樽の数を今後も増やしていくとの事でした。
また、カーヴの中は金色、ピンクゴールドに輝くクリスタルの透明ボトルがピュピトルに無数にさされているのも他のカーヴで見る光景とは全く違う印象を受けました。
↑ルミアージュの手順が記されてるボード
↑手でルミアージュしている跡がくっきり
また、もう一つ、とても驚かされたのが、ベルトコンベア・オートメーション。もちろん最近はどこでも一般的であるとは思うのですが、初めて生目で稼働しているのを見ました。動きがとてもリズミカルで瓶がカチンカチンとあたる音、ガシャンガシャン、ザザ、ザザ、とある意味工場のオーケストラチックでした。
以下写真は、ブリュット・プルミエの子供たち。。。
↑ドサージュ後、不純物、色などクオリティチェックを行う
↑ドサージュ後コルクがはめられ瓶を振り回しながら一定に混ぜ合わせる
↑スカート(銀紙カバー)の取り付け
↑スカート(銀紙カバー)をステイ(定着)させる
↑6本単位で箱詰め。もちろんこれもオートメーション
最後、テイスティングは、まだ市場にでていない「Brut Millesime2003」をさせていただきました。
しっかりした味わいの中シャルドネのすっきりとしたエレガントさを感じました。
もちろん、まだ若さは感じるものの、個人的には、とても好きな好感触な味でした。
2003年は厳しい年であった。というのが通説ですが全くそんな事を感じさせなかったです。
今回アテンドしてくださったマダム ローソン、最後に、ルイ・ロデレールのミレジメのシャンパーニュは市場に出回った後、自宅のきちんとしたセラーで3〜5年おくと更に美味しく飲めるのよ。と、アドバイスをいただいた。
■ルイ・ロデレール/Louis Roederer
http://www.champagne-roederer.com/