芸術の秋、スタート!
09.9.6 up
東京の街路樹を揺らす風には、秋の風情が漂いはじめました。
我が脳内も夏から秋へシフトチェンジすべく、芸術事始め。
国内外のギャラリーが集う写真専門アートフェア「TOKYO PHOTO 2009」の特別内覧会@六本木ベルサールへお伺いした翌日は、ミラノ・スカラ座「アイーダ」の初日公演を鑑賞。
世界的指揮者ダニエル・バレンボイムによるアイーダは、豪華絢爛な伝統的イメージは継承しつつ、コンテンポラリーなスペクタクル・オペラに昇華させたといった印象で、とても新鮮。華やぎと洗練に満ちたフランコ・ゼッフィレッリの演出、マウリツィオ・ミレノッティ(ゼッフィレッリ監督作「オテロ」や「ハムレット」でアカデミー賞衣裳デザイン賞にノミネートされています)が手掛けた美しい衣裳など、細部に渡って視線が釘付けになりました。
出演者陣も素晴らしく(アイーダの父・アモナスロを演じたホアン・ポンスが最高!)、世界トップクラスの芸術家たちによって創り出される究極の総合舞台芸術は、限りなく嵩高でまるで夢の世界にいるような気持ちになりました。
※via NIKKEI NET
幕間には、もちろんシャンパーニュを。RMのJACQUES DEFRANCEが供されていました。
シュワリスタ的には、ベルディ作品の優れた歌い手だった故パヴァロッティにちなんで、彼が公演前に必ず喉を潤していたと言われるドラピエ カルト・ドール・ブリュットがあれば更に嬉しかったかも!です。
ちょうどこの日は、ミラノ・スカラ座の日本公演100回記念ということで、カーテンコール後のステージには、出演者・スタッフが一同揃って鏡開きで観客と共にお祝いという嬉しいサプライズが用意されていました。客席からの拍手はいつまでも鳴り止まず・・・
今もまだ、幸せな余韻に浸っています・・・☆☆☆