「ワインと外交」
10.1.24 up
西川恵氏著「ワインと外交」(新潮新書)読了。
「饗宴にはさまざまな政治的シグナルやメッセージが、ときに明示的に、ときに黙示的に込められる。その意味で、饗宴は外交の道具立てであると同時に、形を変えた政治である、と言ってもいいだろう。」という言葉から始まる非常に興味深いストーリー。
世界的ソムリエの田崎真也さんが、沖縄サミットにおける晩餐会での飲み物をプロデュースされた際、参加8カ国のワインをブレンドして提供され各国首脳から喝采を浴びたという話は有名ですが、この本では各国で開催されてきた饗宴で供されたメニューと共に多くのワインやシャンパーニュが登場します。
もてなす相手国の歴史的背景や自国との政治的関係を念頭に置いて選ばれるシャンパーニュとは?大切な取引先との会食におけるシャンパーニュ選びの一助となりそうです。
ご興味のある方は是非☆