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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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エグゼクティヴ・プロデューサー
中川直樹

6月1日(日)上野

08.6.1 up

あまりの天気の良さにじっとしていられず、仕事をほっぽり出して、前々からオープンしたら行きたいと思いながら、行き忘れていたバウハウス・デッサウ展へ行く。





バウハウス(Bauhaus)は、1919年、ドイツのワイマールに設立された美術と建築に関する総合的な教育を行った学校であり、その流れを汲む合理主義的・機能主義的な当時の芸術の流れをさします。
パウル・クレーやカンデンスキーなどが教壇をとっていた事でも有名で、グラフィックデザインにおいても、ロシアの構成主義であったり、この頃に確立されたデザインはメカニカルという言葉にふさわしく幾何学的な美とプライマルな色使いの混合がとても美しい。

しかしながら、今回一番印象に残ったのはバウハウスの舞台芸術であるOskar Schlemmerの「Bauhaus Dance」 もちろん近年もこのカテゴリーの舞台アートは NY やLONDONで行われているもののバウハウス全体をとらえた上でこれらを見ると前衛的な芸術でありながらも人間の体で表現する事の素晴らしさを感じる。





写真は当時の舞台写真と衣装のスケッチ。

http://www.bauhaus-dessau.jp/

そして、こんな天気の良い日には、どうしても一服と一杯。
Bauhausが設立された1919年は、シャンパンがAOCに指定された年。当時は、ブドウ品種の分類に関する研究があまり進んでおらず、シャルドネはピノ系のブドウと思われていたそうです。また同年、日本は第一次世界大戦が終わりヴェルサイユ条約が結ばれた年です。

そんな事を考えながら、ふと気がつくと、今日もシガリロ片手に、テタンジェのドゥミサイズを飲み干しておりました。

中川直樹

TCS(トーキョー・シャンパーニュ・スタイル )発起人。シャンパーニュとシガーと古いアルファロメオを愛してやまない、シュワリスタ。本職はアート・ディレクター

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