「泡」パトロール in 大阪 - #1
10.8.9 up
週末は、叔母の初盆法要と母のお墓参りで大阪へ。深夜、なんとなくシャンパーニュが恋しくなってネットで検索したところ、ホテルから程近い場所に良さげなシャンパンバーを発見。早速タクシーを飛ばしてパトロールに出掛けることに。
辿り着いたのは、北新地の『La Champagne』。黒と白でまとめられたシックな店内は、カーヴをイメージして作られているそう。なるほど、白壁には石灰にも似た風合いが感じられ、スタイリッシュでありながらもどこか優しげ。シャンパーニュリストを拝見すると、『プレステージ・シャンパン・フェア』の文字が飛び込んできました。アルフレッド・グラシアンの白とロゼがバイ・ザ・グラスで提供されています。「良いものを、お手頃な価格で一人でも多くのお客様に知っていただきたいんです」と語る池本マネージャー。ちなみに、オンリストされているシャンパーニュは約500種類、中にはマグナム61種類、ジェロボアム2種類の姿も。先月開催された夏祭りには、メルシズデック(30L、40本分)が開けられたとか(驚)ニューヨークだけかと思っていたけれど、日本でもある所にはあるんですね。ラタフィアやマール、シャンパーニュ地方で作られるワインまで勢揃い。まさに、"ビバ・ラ・シャンパーニュ"☆
この夜のスタートは、「F.バルビエ1990」、偉大なる90年ヴィンテージがグラスで供されているなんて素晴らしすぎる。アヴィーズ村のシャルドネを100%使用しているブラン・ド・ブラン。林檎や白桃の蜜を思わせる香り、柔らかさとコクのバランスがとても美しい。
それにしても、カウンターのLED照明は素晴らしいアイデアだと思いました。ほの暗いバーでは、せっかくの色合いや泡立ちがわかりにくいものですが、ここ『La Champamgne』での主役はあくまでもシャンパーニュなんですね。
続いては、「アンドレ・クルエ シルバー・ブリュット ナチュレ」。こちらはブラン・ド・ノワール。ブージー村とアンボネイ村のピノ・ノワールから作られています。ミネラルが強く固い印象を受けますが、時間と共に少しづつ開いていく様が面白い。
と、ここで背後から「花火大会でモエのジェロボアムを開けてきたから少し酔ってるの♪」という声。思わず振り返ると、ジェロを開けるとは思えないような可愛らしい女性の姿が。 思わず、「モエはマグナム以上に限りますよねっ!」と話しかけてしまった私。その彼女が教えてくれた目からウロコの大阪的マリアージュが、【シャンパン avec ショクパン】(笑)
ふっくらとしたデニッシュみたいでとーっても美味。シャンパーニュともよく合う♪聞けば、『La Champagne』さんは食パン屋さんも経営なさっているとか。どおりで!
「このシャンパーニュ、知ってます?ここにしかないんですよ」とオーナーの山本さんが見せてくださったのは『デュック・ド・ロメ』。エチケットに記載されている業務別登録番号は「ND(ネゴシアン・ディストリビュトゥール)」、中身は『ルネ・ジョフロア』なのだそうです。初めて見ました!
「凄い!凄い!」を連発する私に追い打ちをかけるように、山本オーナーこんなブックを見せてくださいました。プラーク・ド・ミュズレと商品説明が書かれたオリジナルのプロダクトカード。プレスティージュ・グラス・フェアで供されたシャンパーニュをすべてこの形式で保存されているそうです。素晴らしすぎ!!
『La Champagne』、こんなに素敵なシャンパンバーがあったなんて。
大阪へ行かれる際には是非お立ち寄りください。大・大・大お薦めです☆
『La Champagne』
大阪市北区堂島浜1丁目3-22 ビル・堂島タウン2F
TEL & FAX 06-6345-1968
http://www.la-champagne.jp/
実はこの夜、このままでは終わりませんでした(笑)
展開は次号へと続く・・・☆