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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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シャンパン・エヴァンジェリスト
藤田礼子

私的シュワリスタ・アワード2011

12.1.5 up

新年明けましておめでとうございます。
皆さま良いお年を迎えられましたでしょうか?

昨年起こった未曾有の災害を期に、シャンパーニュの楽しみ方にも変化が生じたように思います。大切な人たちと、大好きなシャンパーニュを分かち合い、語らう。そんな平和な時間が持てることの幸せを、何よりも尊く感じた1年。何を飲むかより、誰と飲むか。どこで飲むかより、誰と飲むか。あたりまえのことだけど、これからもずっと大切にしたいな。

今年最初のシュワトークでは、個人的に【2011年・特に印象に残った&お薦めのシャンパーニュBEST5】を振り返ります。どのシャンパーニュにも、一緒に飲んだ人たちの笑顔や楽しかった時間の思い出がいっぱい。ご一緒させて頂いた皆さん、本当にありがとう!

1.【ジャック・セロス リューディ アイ ラ・コート・ファロン コントラスト】

究極のテロワール表現者アンセルム・セロス氏の新しい挑戦、リューディ・シリーズ。これは計6本のリリースが計画されている内の一本で、アイの単一畑ラ・コートファロン(0.25ha)のピノ・ノワール100%で造られています。リューディシリーズで何を目指したかを体感したい人が最初に飲むべき一本だと思います暗がりでも明らかなほどオレンジがかった色調はまるでロゼのよう。柔らかな果実味、清らかなミネラル、澄みきった美しい味わい。

2.【アンリ・ジロー コード・ノワール】

08年のリリース直後に飲んだ時は、正直、どう評価して良いかわからなかったのですが、数年の内に、やわらかさとうま味が格段にUP。ブルゴーニュ・ブランを口にしているよう。アイ村の上質なピノ・ノワールのコクは、寒い冬にもぴったり。

3.【ジャクソン2002】

100年に一度と言われるグレート・ヴィンテージである2002は、どのメゾンの出来栄えにも目を見張るものがありますが、ジャクソン2002が持つミネラル・酸・甘みの素晴らしいバランス、豊かな果実味と熟成の美しさは溜め息もの。

4.【デュヴァル・ルロワ ブリュット デザイン・パリ】

2011年の「ジャケ買い」大賞は、コレに決定!アメリカのイラストレーター、リロイ・ニーマンが、「生きることそのものがアート」というフランスのエスプリをパリの街の明かりで表現した印象的なデザインのスペシャル・キュベ。力強い果実味と余韻の長さが印象的です。

5.【ニコラ・フィアット 創立35周年記念ボトル】

ニコラ・フィアット社創立35周年を記念して造られた5年熟成のスペシャルブレンドは、友人宅でのクリスマスパーティーに持参した1本。溌溂とした酸、洋梨のようなコクがチャーミングで女性受けバツグン。可愛らしいデザインボトルはパーティーでも注目の的。アペリティフにどうぞ。

※ 番外編【ジャック・セロス ラタフィア・ド・シャンパーニュ】

ずっとずっと飲みたくて、でも手に入らなかったセロスのラタフィア。長年の夢が叶って感激!一口飲んで、夢心地の美味しさに完全にノックアウトされました。とろ〜り濃厚な黒蜜のような甘さと爽やかなキレ。まさに芸術。


今年もハードな1年になりそうですが、日々生かされていることに感謝して、自分に課された使命を全うできるよう前向きに頑張っていきたいと思います。日本にとって、皆さまにとって、2012年が笑顔に満ち溢れる幸せな年となりますように。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。


藤田礼子

藤田礼子

シャンパーニュ騎士団シュヴァリエとして、ファッション誌や企業イベント等でも活躍中のシュワリスタ。本業は、広告制作会社取締役/エグゼクティブ・プロデューサー。

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