シャンパーニュ騎士団新年会
12.1.29 up
シャンパーニュ騎士団日本支部の運営懇談会と新年会に出席しました。
日本におけるシャンパーニュの更なる普及を図るという目的のもと、性年代や職業や国籍を超えて繋がった同志の皆様と共に、素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
新年会を大いに盛り上げたのは、協力会社各社様から提供された多くの素敵なシャンパーニュと、会場となったモザイクさんの美味なるフレンチ。
個人的に印象に残った一つ目は、
カクテルコーナーで初めて出会った、ジョセフ・ペリエ ロゼ2002。穫れたて苺の甘く新鮮な香りをそのままボトルに詰め込んだよう。軽やかな酸味もチャーミングです。セパージュはピノ・ノワール75%、シャルドネ25%なのですが、とってもみずみずしい。コロンとした愛らしいボトルは、1860年代に使われていたボトルの復刻版だとか。(他にも20種類以上の銘柄が並んでいたのですが、時間の都合で制覇できず。涙)
二つ目は、ディナーで体験したクリスタル2004からサロン1999への「流れ」。
持ち寄り会など様々な銘柄が揃うシャンパーニュ会で、毎回頭を悩ませるのはその日の「流れ」をどうするか。白から黒へとセパージュ比率を上げていくか、ヴィンテージが古いものへと遡るか、ロゼが入ってきたらどうする?等々。昨秋リリースされたばかりのサロン99、数か月前にシャンパーニュ単体で口にした時には非常に硬い印象を受けたので、「あえて後ろに持ってくることで味覚を覚醒させて、パーティー後半に向かって盛り上げていこうという戦略か?」などと考えを巡らせたのですが、雉のローストと合わせた瞬間、「ああ、なるほど!」計り知れない実力を体感しました。熟成年数によって幾重にも重なる味わいは、食とマリアージュさせた時にこそ開花するのでしょうか。味わう度に新しい発見がある、こんな奥深さこそシャンパーニュの魅力です。
抽選会では、フィリポナが当たりました!
シャンパーニュをきっかけに、これまで一体どれほど多くの人と出会ったでしょう。日常の生活圏では出会えないような人たちと共に、グラスを傾け感動を分かち合う。私にとっては、芸術を鑑賞することにも似た心の豊かさを与えてくれる、かけがえのない時間です。
ご一緒させていただいたシャンパーニュ騎士団の皆さま、どうもありがとうございました。これからもシャンパーニュが持つ様々な魅力を一人でも多くの人に伝えるために、邁進したいと思います。
<< 新年会ディナーのシャンパーニュ・リスト>>
1. キュヴェ・ニコル・モンキュイ ヴィエイユ ヴィーニュ グランクリュ 2002
2. アルフレッド・グラシアン キュヴェ・パラディ 2005
3. ペリエ ジュエ ベル エポック 2004
4. アンリ・ジロー コードノワール ブリュット
5. ルイ・ロデレール クリスタル 2004
6. サロン1999
7. ガティノワ アイ グランクリュ レゼルヴ ブリュット NV