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シュワリスタ・ラウンジを支える「TCS関係者」がありのままに綴る、ここだけのウラ話や、日々のシャンパーニュの楽しみ方

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シャンパン・エヴァンジェリスト
藤田礼子

タパスモラキュラーバー

12.12.15 up

マンダリンオリエンタルホテル東京内『タパスモラキュラーバー』で、食のエンターテイメントを堪能。最近は滅多に外食をしなくなったので、たまにレストランへ行くなら「とびきりの非日常を味わいたい!」という気持ちが強いのですが、そんな願いを叶えてもらった大満足の夜。コースでは18種類ものタパスが供されましたが、特に印象に残ったお料理の写真を以下に。

アペリティフは、現在公開中の映画『007スカイフォール』にちなんだ『スカイフォール』。マティーニグラスから薔薇の香りをした霧が滝のように落ちてきます。ダイナミック且つセクシー。一緒に添えられた拳銃型の小皿にはオリーブが。可愛い♪





『クリスタルポテト』と名付けられたポテトチップス。ジャガ芋のでんぷん質から作られているんですって。



ザハ ハディドの建築のような物体は『海草』。美しすぎて食べるのが勿体ない。



リンゴとミントの果汁から作られる『キャビア』。





こちらは『鯛茶漬け』。ピンク色をした球体は梅昆布茶から作られています。口の中に一気に流し込むと、あら不思議。ちゃんと鯛茶漬けの味がする。



アロマキャンドルから漂う森の香りの中で味わう、牛肉と牛蒡のグリルは墨と赤味噌のソースで真っ黒なタパスの名は『森の焚火』。冬ならではの素敵な演出。



この日お料理を担当してくださった橋本さんの肩書は、【Chief Culinary Engineer(チーフキュリナリーエンジニア)】。"シェフ"じゃなくて、"エンジニア"というのが格好いい。お話を伺うと、かのエル・ブリで修業を積まれたとか。常日頃からあらゆるところにアンテナを張り巡らされている姿勢に感銘を受けたのですが、中でも、私のお気に入りの料理本『Cooking for Geeks』や、現在世界一にランキングされているコペンハーゲンのレストラン『noma』の話題で一緒に盛り上がれた人は橋本さんが初めてで、すごく嬉しかった!常に前進を続けるべき(そして期待される)クリエイターにとって一番大切なのは、知的好奇心を抱き続けることだと私も信じています。


※この『Cooking for Geeks』、かなり面白くてお薦めです。「分子ガストロノミーやモダニスト料理を自宅で作っちゃおう!」という変わり種で、科学実験好きな男性も料理の楽しさに目覚めること間違いなしの一冊。クリスマスプレゼントにも良いかも:)

こんな風変りなお料理に合わせたシャンパーニュは、先日行われたノーベル賞授賞式の晩餐会でも供されたジョセフ・ペリエ。(山中伸弥教授、おめでとうございます!)



3種類のシャンパーニュが楽しめる、こんなセットもありました☆

藤田礼子

シャンパーニュ騎士団シュヴァリエとして、ファッション誌や企業イベント等でも活躍中のシュワリスタ。本業は、広告制作会社取締役/エグゼクティブ・プロデューサー。

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