映画『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』
13.3.29 up
友人の誘いで、『ハーブ&ドロシー ふたりからの贈りもの』のプレミアム試写会へ。
ごく普通の郵便局員と図書館司書のハーブとドロシー夫妻が、つつましいお給料で好きなアートを買い集め、世界でも屈指のアートコレクションを築き、それを1点も売ることなくアメリカの国立美術館に寄贈した実話を描き、世界中で大ヒットを記録した『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』の続編です。
美術館へのコレクション寄贈は、仲睦まじいハーブ&ドロシー夫妻が二人で実現した最後の夢だったのだと思います。子供を残さなかった二人でしたが、我が子同然のコレクション群と彼らの偉業は、後世に渡って全米の美術館で語り継がれることになるのですから。さらに、本作の日本における配給は、クラウドファンディングによって、915人の出資者から約1500万円の援助を受けて実現したという経緯も。「死は人生の終末ではない。生涯の完成である」というマルチン・ルターの言葉を思い出しました。これからの人生を生きる上での教科書にしたい映画です。
アフターパーティーでは、協賛のMHD社からモエ・エ・シャンドンが振舞われました。
キャールをボトルで飲む時は、ストローよりも断然フリュート(飲み口)がいいですね。香りが広がるし、むせることもないから。
ドロシーさん(写真手前)と佐々木芽生監督(写真中央)も、モエのボトルを手にしてにっこり。ドロシーさん、どうぞいつまでもお元気で。
明日3月30日(土)より、新宿ピカデリー、東京都写真美術館ホール、梅田ガーデンシネマ他、全国順次公開です。ハンカチ必須で、是非。