Home > 連載 > センス・オブ・シャンパーニュ「素晴らしき、シャンパン・チェアの世界」
センス・オブ・シャンパーニュ
“美”、“洗練”そして“頽廃”をテーマとした、アートとシャンパーニュのマリアージュの世界
藤田礼子
広告代理店取締役 / エグゼクティブ・プロデューサー / アート・エヴァンジェリスト。「シャンパーニュとは、人生の爛熟とカタストロフィを象徴する飲み物」が持論の快楽主義系シュワリスタ。
Vol.10
素晴らしき、シャンパン・チェアの世界
07.9.21 up
『シャンパン・チェア』をご存知ですか? シャンパーニュのコルクを留めているミュズレやワイアーを使って作る椅子のことです。私がその存在を知ったのは、輝かしき黄金のバブル時代。当時、都心や湾岸にあるスタイリッシュなバーのカウンターでは、手先が器用な殿方たちが傍らに座る素敵な女性を前に、いとも簡単にシャンパン・チェアを作りあげ、口説きアイテムのひとつとして使っている光景がよく見かけられました。
がしかし、そんなヨコシマなイメージも昔のこと。海外では、その芸術性を競う『シャンパン・チェア・コンテスト』が開催されているそうです。主催は、イサム・ノグチやイームズ等、数々のデザイナーズ家具の名作を扱う"DESIGN WITHIN REACH"。アート支援に積極的なことで知られるヴーヴ・クリコが協賛しています。昨今では、世界中から1,000件を越える応募があるのだとか。
今やシャンパン・チェアは、アートのひとつのカテゴリーとして確立しているのですね。ミュズレやワイアーのみならず、コルクやラベル、鉛のホイル、ボトルも使用した芸術的シャンパン・チェアの世界。今宵煌く泡を前に、貴方もインスピレーションの翼を広げてみませんか?
SH
DESIGN WITHIN REACH
http://www.dwr.com/champagne/

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