ジャン・ヴェッセル当主、突撃インタビュー!
11.2.16 up
仕事帰りに美味しいシャンパーニュで一息つこうとDIVINへ立ち寄ると、オーナーの宮崎さんから「今からジャン・ヴェッセルさんがご来店されるので、紹介しましょうか?」という嬉しいお声掛けを頂き、現当主のデルフィーヌ&ダヴィッド・ヴェッセルご夫妻にお会いする幸運に恵まれました☆
ジャン・ヴェッセルは、3世紀以上に渡る一族の伝統を引き継ぐ家族経営の小規模生産者(RM)。100%グラン・クリュとして名高い<ブージィ村>に15haの広さの自社畑を持ち、ピノ・ノワール(90%)とシャルドネ(10%)を生産しています。
「大地の恵みを頂いている者の役目として、地球環境保護に重点を置いたワイン造りを行なっているんです」と語り始めた、現当主のデルフィーヌ&ダヴィッドご夫妻。
ジャン・ヴェッセルでは、ご夫妻がドメーヌを引き継いだ18年前からリュット・レゾネ(減農薬農法)を導入。ビオは良いものと認めながらも、その導入には通常の2〜3倍も畑に手間がかかり(トラクターの稼働率も3倍になる)、二酸化炭素の排出量が多くなるという理由から、あえてリュット・レゾネの道を選んだと言います。その結果、以前にも増して香りのエレガントさが際立った、現在のシャンパーニュ・ジャン・ヴェッセルが誕生。
さらに、自然環境への配慮は生産工程においても行なわれ、太陽光エネルギーや雨水の再利用等、再生エネルギーを積極的に活用しているそうです。
この日、ヴェッセルご夫妻から、【ロゼ・ドゥ・セニエ】をご相伴に預かったのですが、ピノ・ノワール100%のロゼ・シャンパーニュとは思えないほどのフレッシュさと軽やかさにビックリ!ラズベリーのような爽やかで愛らしい香りの余韻に包まれて、「すごく美味しい!!」を連発する私に、「まるでデルフィーヌみたいでしょ!」と微笑むダヴィッドさん。セニエ法がもたらす強い赤味を持つ液体と、それに相反するような愛らしい香りを持つ【ロゼ・ドゥ・セニエ】は、ま・さ・に!強さと愛らしさと美しさを兼ね備えたデルフィーヌさんそのものでした。やはりワインには造り手の個性が反映されるのですね^^
これまでピノ・ノワールといえば、マッチョで男性的なアイ村に傾倒していたのですが、ジャン・ヴェッセルと出逢ったことで、エレガントで複雑味に富んだブージィ村の女性的なピノも大好きになりました。テロワールによる個性の違い、これからもっと追求していきたいな。
ジャン・ヴェッセルのラインナップを前にしたご夫妻のショットを、大榮産業のラニ・アルベールさんから送って頂きました。ジュリア・ロバーツ似の才媛美女デルフィーヌさんと、彼女を支える優しい旦那様のダヴィッドさん。仲良しの二人は終始息もピッタリ、本当に素敵なご夫婦でした。次は、ブージィ村でお会いできる事を楽しみにしています!
デルフィーヌさん、ダヴィッドさん、インポーターの大榮産業の皆さま、どうもありがとうございました。そして、DIVINの宮崎さんにも感謝☆